メチルベナクチジウム臭化物は、抗コリン薬に分類される薬です。

抗コリン作用により、胃腸運動抑制、胃酸分泌抑制に働き、胃痛、腹痛、さしこみ等の痛みを改善する胃腸鎮痛鎮痙薬として用いられます

消化管の運動はアセチルコリンを伝達物質とする副交感神経系の刺激によって亢進し、胃液分泌の亢進にも働きます。
胃腸の急な痛みは、主として胃腸の過剰な動き・痙攣によって生じますが、この副交感神経の働きを抑えると症状の改善が期待できます。
そして、副交感神経の働きを抑える(アセチルコリンの受容体の反応を妨げる)薬を抗コリン薬と呼びます。

抗コリン薬に分類される薬が複数ありますが、メチルベナクチジウム臭化物は、医療用、一般用医薬品ともに、2015.3現在、含有する製品の存在は不明です。(探せばあるかもしれませんが)

しかし、登録販売者試験の手引きには、頻出のブチルスコポラミン臭化物や、ロートエキスと同様に、胃腸鎮痛鎮痙薬として使われる抗コリン薬のひとつとして記載されており、時折出題されることがあります。