オキセサゼインは、局所麻酔作用があり、胃腸鎮痛鎮痙薬として使用されます。また胃酸分泌を抑える作用もあり、制酸薬としての働きもあります。その為、胃痛、胸焼け、げっぷ、嘔吐、胃部不快感の症状緩和に用いられます。

その働きは、大きく二つに分けて捉えることできます。
まず、「局所麻酔成分」として、胃の粘膜に作用することで、胃炎による痛みや、胸焼け、胃部不快感等の自覚症状を和らげます。

また、二次的な作用としては、その胃粘膜の麻酔作用によりガストリンの分泌抑制に繋がり、胃炎の原因となる胃酸の分泌を抑える働きがあります。

ガストリンとは、胃幽門部付近のG細胞から分泌される消化管ホルモンで、食物摂取等の粘膜の刺激によって直接胃内に分泌され、胃酸分泌を促すホルモンです。

オキセサゼインは、この胃粘膜を局所麻酔作用で麻痺させることにより、ガストリン分泌を抑え、胃酸の分泌も抑えると考えられています。

医療用では「ストロカイン」という販売名で古くから知られており、本邦では1962年から発売されています。当時は強酸性下でも効果を発揮する局所麻酔作用成分・制酸薬として活躍しましたが、現在制酸薬としてはH2ブロッカー、プロトンポンプインヒビター主流の為、使用される機会は限られているようです。

一般用医薬品では「サクロンQ」があります。(多分これだけ?)

配合剤が多い胃腸薬の中で、有効成分は「オキセサゼイン」のみの単剤の製品です。

普通そんなことはしないでしょうが、「局所麻酔作用」の成分なので、噛み砕くと口の中がしびれますので注意が必要です。

いわゆる「制吐薬」がない一般用医薬品の中では、「吐き気」を抑える効能が書かれている点は、訴求ポイントの一つになります。しかし、ガスターが販売できる環境下では、なかなか愛着がないと提案する機会は少ないかもしれません。

登録販売者試験では、出題頻度はそれ程高くありません。出題内容のポイントは

①局所麻酔作用と胃液分泌抑制作用で、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される
②神経系の副作用として頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがある
③妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避ける。
等です。