代表的便秘薬成分。習慣性があり長期には使用しない。効果は8~12時間後

センナとは、アフリカ原産のマメ科の植物で、古代エジプト時代から便秘薬として使われていたハーブです。その後欧州にも伝わり、世界的に普及している便秘薬です。(勘違いされている購入者もいますが、いわゆる中国起源の漢方薬ではありません。)

このセンナに含まれている緩下作用の主成分が、センノシドです。(立体異性体などで、名称がA,B,C,Dとさらに分類できますが、そこまでの知識は不要)センノシドは、センナから分離・抽出された成分と考えれば良いでしょう。

センノシドは代表的な便秘薬成分の一つですが、ピサコジルピコスルファートナトリウムと同様に大腸刺激性緩下剤に分類されます。一般用医薬品でも大変多くの製品に含有しています。

その作用は、胃や小腸からほとんど吸収されず、そのままの形で大腸に到達し、腸内細菌の作用でレインアンスロンになり、腸の蠕動運動を亢進して、便秘を改善します。

非常に効果の優れた便秘薬ですが、通常効果は8~12時間後と言われており、就寝前に服用し、翌朝以降に効果を期待することになります。一方で、長期連用すると、耐性が生じて効果が減弱したり、さらには大腸黒皮症といわれる大腸への色素沈着が起き、便秘症状の悪化に繋がる恐れもあります。

医療用では、プルゼニド錠や、アローゼン顆粒等に含まれています。便秘症に使われる他に、バリウム検査後に、バリウムが腸内で固まり便秘しない様、検査後に渡されることがあります。

一般用医薬品では、センナとして含まれていたり、センノシドとして含まれたり様々ですが、ダイオウやビサコジル等と組み合わせられた製品が殆どです。

また、日本では、センナの葉と実の部分を使用すると医薬品扱いになりますが、茎の部分では医薬品扱いにならないため、健康食品に含まれていることがあります。
なお、センナ葉は、中国医学では番瀉葉(ばんしゃよう)と呼ばれますが、健康食品の成分として、センナ茎が番瀉茎(ばんしゃけい)という名称で使われていることがありますので、知っておくと良いでしょう。

健康食品としては、社長さんで有名なダイエット健康食品「スリムドカン」や、小林製薬の「乳酸菌 食物繊維 センナ茎」等、様々な商品に含まれているようです。

登録販売者試験では、頻出医薬品になります。出題のポイントは

①便秘薬の中では、大腸刺激性成分に分類される。
②乳汁中への移行による乳児の下痢を避ける為、母乳中は使用を避けるか、使用期間中の授乳を避ける。
③腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがある。妊婦又は妊娠していると思われる女性では、使用を避ける。
④センナの茎を用いた製品は、医薬品的な効能効果が標榜又は表示されていなければ食品として流通することが可能だが、安易な瀉下薬との併用には注意が必要

特に②③の、授乳中、妊娠中における服用回避は、第3章以外も含めて幅広く出題されています。