メチルシステイン塩酸塩は去痰成分として知られ、痰や膿の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させ、さらに気道分泌も増加させることで、去痰や排膿を助ける作用があります。

痰や膿の粘度低下は、SH基をもつメチルシステインが、ムコ蛋白のジスルフィド結合(-S-S-)を切断し低分子化することにより、粘度を低下させると言われています。
また、L-エチルシステイン、L-カルボシステインも、同じくシステインの誘導体であり、同様な作用をもつとされています。

システイン誘導体の去痰成分としては、一般用、医療用ともにL-カルボシステイン(医療用:ムコダイン)が完全に主流であり、現在メチルシステインを含む一般用医薬品の存在は不明です。医療用でも「ペクタイト」等が販売されていますが、殆ど見かけません。

登録販売者試験でもそれ程出題頻度は高くありません。