ジフェニドールは抗めまい成分であり、乗物酔いによる症状緩和や、医療用ではメニエール病等の、内耳性のめまい症状の緩和に用いられます。

CIMG3373その作用機序は、手引きでは「内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。」と記載されています。

作用機序を理解するには、なかなか難しい分野ですが、とりあえず、めまいの症状と耳の機能に関連性があり、それらを改善するイメージは掴んでおきましょう。




なお、医療用では「セファドール錠25㎎」として知られています。但し、めまいの薬としてはベタヒスチン(メリスロン)の方が広く使われているようです。

一般用医薬品では、乗物酔いの症状緩和に用いられる「トラベルミンR」に含まれています。しかし、他に配合された製品は多くありません。

登録販売者試験では、それ程出題頻度は高くありません。
出題の手引きの記載内容は以下のとおりです。

「ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用を示し、海外では制吐薬やめまいの治療薬として使われてきた。日本においては専ら抗めまい成分として用いられている。

副作用として、抗ヒスタミン成分や抗コリン成分と同様な頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常な眩しさ、口渇のほか、浮動感や不安定感が現れることがある。」

「排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされることが望ましい。」

⇒抗コリン薬と同様な副作用(口渇、眠気、散瞳、排尿困難)については、ジフェニドール関連の出題としては良く登場しています。