市販薬では、同効薬のジヒドロコデインリン酸塩に比べると存在感は小さい。


一般用医薬品において、コデインリン酸塩は麻薬性鎮咳成分として知られ、延髄の咳中枢を抑制することで咳を鎮めます。

ジヒドロコデインリン酸塩と同様に、アヘンからのモルヒネ抽出物の不純物として発見されました。なお、「ジヒドロ」の「ジ」は”2”、「ヒドロ」は”水素化された”ことを、構造式上で意味します。

コデイン・ジヒドロコデイン構造式の違い
同効薬のジヒドロコデインリン酸塩は、総合感冒薬、鎮咳去痰薬に幅広く用いられている一方で、コデインリン酸塩は、一部の鎮咳去痰薬に用いられている程度です。代表品は「アネトンせき止めZ」。

登録販売者試験では、その特徴はジヒドロコデインリン酸塩と同列に扱われており、頻出医薬品の一つです。

出題のポイントは以下のとおり注意点がメインです。
 
①麻薬性鎮咳成分であり、依存性・習慣性に注意
②長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
③授乳中は使用をさける。(使用上の注意「してはいけないこと」)
④妊娠中は使用を避ける。(相談すること「妊婦又は妊娠していると思われる人」)