鎮痛薬において、鎮痛作用補助の為に併用される。眠気の副作用、依存性に注意する。

アリルイソプロピルアセチル尿素は、鎮静薬に分類される成分で、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があると言われています。

一般用医薬品としては、主に解熱鎮痛薬における鎮痛作用を補助する目的で用いられます。

具体的には、イブプロフェンエテンザミドアセトアミノフェンイソプロピルアンチピリン等の解熱鎮痛薬と一緒に使用されています。

同効薬のブロムワレリル尿素に比べると、知名度の高いの解熱鎮痛薬に広く使用されていて、例えば「セデス・ハイ」、「バファリンプレミアム」、「イブA錠」等に、配合されています。



最近の新製品では、2016年春に発売された「ロキソニンSプレミアム」にも配合されています。
主薬の解熱鎮痛成分ロキソプロフェンナトリウム水和物の鎮痛補助を目的に配合されており、さらにカフェインや胃粘膜保護のためメタケイ酸アルミン酸マグネシウムも配合され、OTCならではの組み合わせになっています。

なお、市販鎮痛薬における訴求ポイントとして「眠くなりやすい成分を含んでいません」というメッセージが用いられることがありますが、この場合「眠くなりやすい成分」とは、ブロムワレリル尿素・アリルイソプロピルアセチル尿素であると捉えて差支えありません。

この点、鎮痛薬におけるアリルイソプロピルアセチル尿素の有無は、相談販売の際にもポイントの一つになります。


登録販売者試験での出題ポイントは、ブロムワレリル尿素と同様で

①眠気の副作用・・少量でも眠気を催しやすく、乗物や危険を伴う機械類の運転操作は避ける
②依存性・・反復して摂取すると依存を生じることが知られている。
③服用中、飲酒は控える・・効果・副作用増強の可能性。
④医療機関で不眠症の治療中の場合は、使用を避ける。


等、使用上の注意点が主になっています。