OTCでは代表的な非ステロイド系抗炎症薬。抗炎症効果が高い。

イブプロフェンは代表的な非ステロイド系抗炎症薬であり、プロピオン酸系に分類されます。(サリチル酸系には分類されません)
 
アスピリン同様世界各国で使用されており、日本では1971年から発売されました。そして1985年にはスイッチ化され、現在各メーカーの看板的な総合感冒薬・解熱鎮痛薬には、こぞって配合されています。
 
その為、CMの中でも良く耳にし、普段風邪を引かない人でも知っている人は多いはず。

アスピリンと良く比較されますが、解熱作用・抗炎症作用のうち、特に抗炎症作用がより強いとされています。

医療用では、ロキソプロフェンに比べると処方頻度は低いですが、その抗炎症作用から、整形外科領域でも使用されます。また、解熱剤としての処方はそれ程多くないようです。

一般用医薬品では、その抗炎症作用から、特に「喉の痛み」の症状緩和を謳った製品が多くみられます。もちろん解熱鎮痛作用も期待されます。
 

市販頭痛薬としても、第1類のロキソプロフェン以外では中心的存在です。(OTC成分別シェアでは圧倒的1位)

例えば、バファリンブランドの最上位である「バファリンプレミアム」には、イブプロフェン、アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されています。

 


また、「生理痛」にも良く選択されているようです。生理痛専用薬である「エルペインコーワ」には、鎮痙薬のブチルスコポラミン臭化物との合剤として配合されています。
(イブプロフェンの子宮移行率が高い為と聞いたことがありますが、明確なデータがあるかは不明でした。)

なお、一般用医薬品には、小児向けの製品はないので、イブプロフェンが配合されていれば、15歳以上が対象の製品になります。

登録販売者試験でも、頻出医薬品になります。出題ポイントは副作用部分が多いかもしれません。

①出産予定日12週以内の妊婦については、服用しない。

②プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。

③まれに重篤な副作用として、肝機能障害、腎障害、無菌性髄膜炎を生じることがある。

などがあります。

特に、③の「無菌性髄膜炎」が問題に登場した場合、イブプロフェンに関連した問題だと思ってOKです。