強心・滋養強壮目的に。高貴薬だが、様々な製品に含まれる。

ゴオウ(牛黄)は、ウシ科のウシの胆嚢や胆管中に生じた結石を基原とする生薬です。中国では古くから高貴薬として知られています。現在流通しているのはオーストラリア産が主流のようです。

強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があると言われています。

主にその強心作用から、古くから動悸・息切れ等に用いられている「六神丸」や「救心」、小児疳薬として知られる「小児六神丸」に含まれています。

登録販売者試験で出題される強心作用のある生薬(牛黄、センソ鹿茸麝香)の中では、センソが出題率が高い印象がありますが、医薬品販売に携わる上での重要度はゴオウ(牛黄)が一番でしょう。

その理由として六神丸、救心以外にも、様々な製品に使用されています。

古くからの処方である「牛黄清心丸」を改良した「日水清心丸」という製品は、1個3千円以上で販売されていますが、富裕層の滋養強壮目的に結構売れている薬局もあります。


他にも、単剤生薬として販売されているものがあります。この場合の効能は「解熱・鎮痙・強心」となっています。

牛黄は「漢方の万能薬」とも言われ、血圧の高い方向けなど、様々な使い方がありますが、よっぽど販売スキル・知識に自信がなければ、このようなタイプの製品は販売するのが難しいでしょう。

(参考資料)
中医臨床のための中医学(神戸中医薬研究会)