「体内で代謝されてトラネキサム酸を生じる」が良く出題されている。

セトラキサート塩酸塩は、胃粘膜保護・胃粘膜修復成分に分類されます。

医療用では「ノイエルカプセル」が知られていますが、現在あまり使用されていないようです。

また、一般用医薬品では、第一三共胃腸薬コアブロック(第一三共)に配合されていますが、これ以外では殆ど用いられていないようです。
 

その為、販売現場ではマイナーな存在の成分ですが、登録販売者試験では、なぜか良く出題されています。

その良く出題される内容は「体内で代謝されてトラネキサム酸を生じる」ことです。
トラネキサム酸は、抗炎症成分として、喉の症状緩和に総合感冒薬に配合される成分です。)

それに伴い「血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる」に関する内容も問われます。

手引の内容の一部抜粋は以下の通り

「セトラキサート塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられるので、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」

なお、トラネキサム酸は、凝固系へは影響しないので、あらたに血栓形成を促進することはありません。しかし、動物実験において、できた血栓を安定化させるというデータがあり、このような注意が書かれています。

このように、試験対策では「セトラキサート塩酸塩」「代謝されてトラネキサム酸」「血栓に関する注意」を関連づけて憶えておきましょう。


(参考資料)
ノイエルカプセル インタビューフォーム(第一三共エスファ)