いわゆる「下痢止め薬」に使用される。殺菌効果。

タンニン酸ベルベリン・べりベリン塩化物は、止瀉薬に用いられる腸内殺菌成分です。
また、タンニン酸ベルベリンは、腸内で収斂作用のあるタンニン酸と、殺菌作用のあるベルベリンに分解されます。

一般用医薬品では、様々な止瀉薬に用いられています。
例えば、ビオフェルミン下痢止め(武田)、ストッパ下痢止めEX(ライオン)などには、ロートエキスと一緒にタンニン酸ベルベリンも配合されています。



出題の手引き(平成27年4月)の関連する記載内容は以下のとおり

「細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として、ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン、アクリノール、木クレオソート等が用いられる。」


「これらは、通常の腸管内に生息する腸内細菌に対しても抗菌作用を示すが、ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌
作用の方が優位であることと、下痢状態では腸内細菌のバランスが乱れている場合が多いため、結果的に腸内細菌のバランスを正常に近づけることにつながると考えられている。」

「ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリンに含まれるベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。オウバクのエキス製剤は、苦味による健胃作用よりも、ベルベリンによる止瀉作用を期待して、消化不良による下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便等の症状に用いられる。」

「タンニン酸ベルベリンは、タンニン酸(収斂作用)とベルベリン(抗菌作用)の化合物であり、消化管内ではタンニン酸とベルベリンに分かれて、それぞれ止瀉に働くことを期待して用いられる。」