ヒアルロン酸ナトリウムは、登録販売者試験では点眼薬の分野でのみ登場します。

保湿成分として知られ、様々な用途に使われていますが、医療用の点眼薬としては目の乾き(ドライアイ)の緩和や、目の表面を保護するような作用が期待されます。
「ヒアレイン点眼液0.1%」や「ティアバランス点眼液0.1%」などの商品名で知られ、コンタクトレンズを長年使用している方なら、処方を受けた経験のある方も多いでしょう。

しかし、一般用医薬品の点眼薬では、有効成分としてではなく、添加物扱いで使用されており、出題の手引きでは以下のように書かれています
「ヒアルロン酸ナトリウムは、有効成分としてではなく添加物(粘稠化剤)として用いられ、コンドロイチン硫酸ナトリウムと結合することにより、その粘稠性を高める。」
(なお、点眼薬の有効成分として、以前よりスイッチOTC薬の候補に挙がり議論されていますが、未だ実現されていません。)
なんともわかりづらいですが、有効成分ではないので、ストレートに目の乾きを防いだり、角膜を保護するような働きを謳うことはできません。(コンドロイチン硫酸ナトリウムば可能)

また濃度も記載されていませんが、医療用よりも低濃度と言われています。

それでも、ヒアルロン酸を添加物として使用していることを、敢えて添付文書やパッケージに強調している製品もあります。(添付文書に「保湿」「しっとりさせる」程度の表示はOKのようです。)

ヒアルロン酸Naを添加物として配合している一般用医薬品は、それ程多くありませんので、知っておいて損はありません。

代表的な製品として、「ティアーレW」「ティアーレ」「ロートCキューブプラスモイスト」「ロート養潤水α」等があります。コンタクト装着時関連のものが主になります。

その中でも「ティアーレW」のパッケージを見ると、ヒアルロン酸ナトリウムが添加物扱いで使用されていることが良くわかります。
 
なお、パッケージに「ドライアイ(目のかわき)」「角膜保護成分配合」の効能が書かれている製品は、コンドロイチン硫酸ナトリウムが配合されていると考えて良いでしょう。