(カラオケやスポーツ後の)しわがれ声、咽喉不快に

響声破笛丸(きょうせいはてきがん)は、しわがれ声やのどの不快感を和らげる効果が期待される漢方薬です。

例えばカラオケやスポーツ等で大きな声を出し過ぎて、声帯を酷使し過ぎてしまった時などに効果的とされています。(名称に使われている漢字からも、使用場面はイメージしやすいでしょう。)

アーチスト・声優など、声を使う職業の方々で愛用者も多いのか、2014年にエスエス製薬の響声破笛丸が製造中止になった際には少し話題になりました。

2016.1現在、一般用医薬品としては北日本製薬、松浦漢方などから販売されています。(ツムラ、クラシエの製品はありません)

満量処方を謳っている北日本製薬の「響声破笛丸」の構成生薬は以下のとおり

薄荷(ハッカ)、甘草(カンゾウ)、縮砂(シュクシャ)、連翹(レンギョウ)、アセンヤク、センキュウ、桔梗(キキョウ)、大黄(ダイオウ)、カシ

なお、大黄(ダイオウ)については、松浦漢方の製品には含有していません。


登録販売者試験では、それ程出題頻度は高くありません。出題の手引きの記述は以下のとおり

「体力に関わらず広く応用できる。しわがれ声、咽喉不快に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。なお、短期間の使用に限られるものでないが、漫然と使用を継続することは避け、5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、いったん使用を中止して専門家に相談がなされることが望ましい。」

実際、あまりドラックストア等でも見かけませんが、医療用では取扱いはなく、市販品のみ対応できる漢方薬ですので、憶えておいて損はありません。