消毒薬ブランド「マキロン」等に使用されている。

ベンゼトニウム塩化物は陽イオン界面活性型(いわゆる逆性石鹸)の殺菌消毒成分です。

医療機関で治療を受ける程ではない擦り傷、キリ傷等の消毒に用いる消毒薬や、鼻腔内の殺菌消毒の目的で点鼻薬に用いられたりします。
(なお、登録販売者試験の手引きでは、「口腔咽喉薬・含嗽薬」の分野にも登場しますが、現在含有する製品は不明。)

出題の手引きに記載にある通り、陽イオン界面活性型(陽性界面活性成分)の特徴として、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌などの細菌類や
カンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示しますが、結核菌やウイルスには効果がないとされています。

同タイプの殺菌消毒成分であるベンザルコニウム塩化物に比べると、地味な存在ですが、ベンゼトニウム塩化物を含有する消毒薬としては、何と言っても「マキロン」が有名です。

最近は、キズパワーパット等を用いた浸潤療法が普及してきている為、家庭薬としての消毒薬ニーズは低下していますが、かつて子供のキズの消毒といえば、とにかく噴射タイプの「マキロン」が有名でした。
家庭常備薬的存在で、どこの家にもあったと言っても良いぐらいでした。


なお、「マキロン」には、有効成分はベンゼトニウム塩化物のみで医薬部外品扱いの「マキロン」と、組織修復成分のアラントインや、抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンマレイン酸も一緒に含まれ、第3類医薬品扱いの「マキロンS」があることは区別しておきましょう。

マキロンSは、通常の噴射タイプの他、軟膏やジェットスプレータイプもあります。

他にも、マキロンブランドは、消毒薬以外に、かゆみ止めや、虫よけにもブランド拡張されています。