頻出・基本的な内容ばかり。10問正答も十分可能。

問1 医薬品の本質に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 医薬品は、多くの場合、人体に取り込まれることなく作用し、効果を発現させる。

イ 人体に対して使用されない医薬品は、人の健康に影響を与えることはない。

ウ 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とする。

エ 医薬品は、効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されることを通じて、購入者が適切に使用することにより、初めてその役割を十分に発揮する。

    ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

医薬品の本質に関する問題。
サービス問題。特別知識がなくても、常識的に読み取り判断できれば大丈夫。

ア 誤り。
イ 誤り。
ウ 正しい。これは良く登場する記述。初見では難しく感じる文章かもしれないが、手引きどおりの内容。
エ 正しい。

正答・・・5

問2 一般用医薬品の役割に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 健康状態の自己検査
イ 重度な疾病の症状の改善
ウ 生活の質(QOL)の改善・向上
エ 健康の維持・増進

    ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 正
3 誤 正 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 誤 誤

一般用医薬品の役割に関する問題。
これも容易に判断できたでしょう。

ア 正しい。例えば尿糖・尿タンパク検査薬(第3章で出題される)は一般用医薬品の扱いである
イ 誤り。
ウ 正しい。
エ 正しい。

正答・・・2

問3 アレルギー及びアレルギー症状に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 普段は医薬品によるアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している場合には、思わぬアレルギーを起こすことがある。

イ アレルギーは、一般的にあらゆる物質によって起こり得るものである。

ウ アレルギーは、内服薬によって引き起こされるものであり、外用薬によって引き起こされることはない。

エ アレルギー症状とは、免疫機構が過敏に反応して体の各部位に生じる炎症をいう。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

アレルギー及びアレルギー症状に関する問題。
最初難しく感じるかもしれないが、問われる内容は決まっているので、過去問慣れしていれば容易。

ア 正しい。
イ 正しい。常識的にわかるでしょう。
ウ 誤り。もちろん外用薬でもアレルギーが引き起こされることはある。例えば湿布、軟膏剤による接触性皮膚炎など。他に、医薬品の有効成分だけでなく、薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となり得ることも押さえておきたい。
エ 正しい。

正答・・・2

問4 健康補助食品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 健康補助食品は、健康増進や維持に有用な食品であると医薬品医療機器等法で定義されている。

イ 栄養機能食品は、各種乳酸菌に対して「栄養機能の表示」ができる。

ウ 特定保健用食品は、「特定の保健機能の表示」、例えばキシリトールを含む食品に対して「虫歯の原因になりにくい食品です」などの表示が許可されている。

エ 健康補助食品の誤った摂取法により健康被害を生じた例も報告されている。

1(ア、イ) 2(ア、エ) 3(イ、ウ) 4(ウ、エ)

特定保健用食品(トクホ) 栄養機能食品機能性表示食品について、第1章では詳しい内容まで問われないが、第4章ではさらに詳しく問われるので、しっかり区別できるように。

ア 誤り。これは直ぐに判断できるでしょう。なお「医薬品医療機器等法」はかつての「薬事法」の新しい名称。
イ 誤り。「栄養機能食品」については、各種ビタミン、ミネラルに対して「栄養機能の表示」ができるが、各種乳酸菌は、特定保健用食品の分野になる。
栄養機能食品
ウ 正しい。
エ 正しい。

正答・・・4

問5 セルフメディケーションに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選び なさい。

ア 乳幼児や妊婦では、通常の成人に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲は限られる。

イ 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、 軽度な身体の不調は自分で手当てする」こととされている。

ウ 一般用医薬品の販売に従事する専門家は、購入者に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待される。

エ セルフメディケーションの主役は、一般用医薬品の販売に従事する薬剤師や登録販売者である。

    ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

ほぼ毎年出題されているセルフメディケーションに関する問題。

ア 正しい。常識的に判断できるでしょう。
イ 正しい。
ウ 正しい。
エ 誤り。度々登場するひっかけ問題。セルフメディケーションの主役は一般の生活者である。

正答・・・2

問6 医薬品の品質に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1 医薬品が保管・陳列される場所については、清潔性が保たれる必要がある。

2 医薬品に配合されている成分(有効成分及び添加物成分)では、光(紫外線)によって品質の劣化(変質・変敗)を起こすものはない。

3 一般用医薬品は、薬局又は店舗販売業において購入された後、すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売がなされることが重要である。

4 医薬品は、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。

医薬品の品質に関する問題。
サービス問題。特別学習知識がなくても、常識で判断すればよい。

1 正しい。
2 誤り。代表的な例としては、栄養ドリンクに含まれるビタミンB2等が光により分解されやすい為、瓶が茶褐色になっているのは知っている人も多いでしょう。
3 正しい。
4 正しい。

正答・・・2

問7 食品と医薬品の相互作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

アルコールは、主として( ア )で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、その代謝機能が( イ )ことが多い。その結果、アセトアミノフェンを服用すると、通常よりも( ウ )なる。

 ア イ ウ
1 腎臓 高まっている 代謝されにくく
2 腎臓 低下している 代謝されやすく
3 肝臓 高まっている 代謝されやすく
4 肝臓 低下している 代謝されやすく
5 肝臓 高まっている 代謝されにくく

頻出のアルコールとアセトアミノフェンの相互作用に関する問題。
最初わからなくても、次回からは必ず解けるように。今まで頻繁に出題されている。

ア 肝臓
イ 代謝機能が(高まっている )ことが多い。
ウ 通常よりも( 代謝されやすく )なる。 

正答・・・3

問8 一般用医薬品の販売時に、登録販売者が留意すべき事項に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 購入者が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要である。

イ 購入者に対し、正確な情報提供を行うため、説明した内容が購入者にどう理解され、行動に反映されているか、などの実情を把握することなく添付文書や製品表示に記載された内容どおりに専門用語を用いて説明することが適切である。

ウ 情報提供は必ずしも医薬品の販売に結び付けるのではなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。

エ すぐに医薬品を使用する状況にない場合には、購入者に対して、実際に使用する際に、販売時になされた情報提供の内容を思い起こしながら、改めて添付文書等に目を通すよう促すことが重要である。

    ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正

販売時のコミュニケーションに関する問題。
文章が長いが、冷静に読んで常識的に判断すれば大丈夫。

ア 正しい。
イ 誤り。普通に読んで、おかしいとわかるでしょう。
ウ 正しい。
エ 正しい。

正答・・・3

問9 HIV訴訟に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

HIV訴訟は、( ア )患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された( イ )製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。国及び( ウ )を被告として、1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁で提訴された。

ア イ ウ
1 貧血  血液凝固因子 地方自治体
2 貧血  グロブリン  製薬企業
3 血友病 グロブリン  地方自治体
4 血友病 グロブリン  製薬企業
5 血友病 血液凝固因子 製薬企業

HIV訴訟に関する問題。基本的なキーワードを押さえておけば余裕。

ア 血友病
イ 血液凝固因子
ウ 製薬企業

正答・・・5

問10 サリドマイド訴訟に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

( ア )等として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、 出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。 サリドマイドは、妊娠している女性が摂取した場合、( イ )を通過して胎児に移行する。サリドマイドにより( ウ )が妨げられると、細胞分裂が正常に行われず、器官が十分に成長しないことから、先天異常が発生する。

ア イ ウ
1 催眠鎮静剤  血液‐胎盤関門 hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の産生
2 催眠鎮静剤  血液‐胎盤関門 血管新生
3 催眠鎮静剤  髄液‐胎盤関門 hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の産生
4 整腸剤       血液‐胎盤関門 hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)の産生
5 整腸剤       髄液‐胎盤関門 血管新生

サリドマイド訴訟に関する問題。
この問題も、基本的なキーワードを憶えていれば余裕。


正答・・・2