皮膚貯留性が高く、1日1回使用で良い。

ブテナフィン塩酸塩は、いわゆる「水虫・たむし」の治療に用いられる抗真菌薬です。

抗真菌薬の歴史でみれば、イミダゾール系の後に登場し、本邦では1992年より医療用医薬品として販売され、2002年にスイッチOTC化されました。

作用部位が異なるものの、イミダゾール系と同様に真菌細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害することによって、菌の増殖を抑えます。

また、皮膚貯留性が比較的高く、1日1回の使用で良いのも特徴です。(イミダゾール系のクロトリマゾールは1日2-3回)

一般用医薬品の代表例としては、久光製薬の「ブテナロック」シリーズです。液タイプやクリームの他、パウダーやスプレータイプ等、様々な剤形が用意されています。

また、医療用医薬品としても、現在でも十分使用されています。


登録販売者試験では、それ程出題されていません。出題の手引きの記載内容は以下の通りです。

アモロルフィン塩酸塩、ブテナフィン塩酸塩、テルビナフィン塩酸塩
皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。」