妊娠が成立すると、胎児(受精卵)を取り巻く絨毛細胞からヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され始め、やがて尿中にhCGが排出されるようになります。

市販の妊娠検査薬は、この尿中に排出されるhCGの有無を調べるものであり、生理予定日のおおむね1週間後から検査ができます。(但し、妊娠の確定診断を行うものではない。)

市販で購入できる妊娠検査薬は、第2類医薬品扱いです。その為、ドラックストア等で簡単に購入できるのはもちろん、ネットでも購入することができます。


デジタル表示タイプの商品もあります。

なお、妊娠検査薬ではなく、「排卵検査薬」も一応購入できます(新ドゥーテストLH等)。しかし、一般用医薬品ではなく「薬局医薬品」の扱いの為、「薬局」でないと購入できません。また、ネット販売もできません。(2016年6月現在)
以前は妊娠検査薬同様に簡単に購入できましたが、薬事法改正で2009年6月より簡単に購入できなくなりました。その為、個人輸入での海外製品の購入も、結構利用されているようです。
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登録販売者試験では、尿糖・尿タンパク検査薬に比べると、何故かそれ程出題頻度は高くありません。しかし、実務上では、尿糖・尿タンパク検査薬よりも重要ですのでポイントは押さえておきましょう。

以下は「出題の手引き」からのポイントです。

検査の時期・・・「月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。」→市販の妊娠検査薬の検出感度は通常 50IU/Lです。妊娠後、この濃度まで達するペースは個人差がありますが、月経予定日1週目以降であれば殆どの方が達するとされています。

採尿のタイミング・・・「尿中hCGが検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いている。」→実際の商品では、「どの時間帯の尿でも検査できます」としか書かれていないものや、「朝一番の尿を使用するように心がけてください」といった表現で書かれていたりと様々。

検査薬の取扱い、検出反応が行われる環境・・・「尿中hCGの検出反応は酵素反応の為、温度の影響を受けることがある。」

ホルモン分泌の変動要因・・・「経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤服用中や、hCG産生腫瘍の場合(絨毛上皮腫など)、閉経期に入っている人も、検査結果が陽性(偽陽性)となることがある。」