サービス問題ばかり。かなり易しい。

問 21 かぜ(感冒)の諸症状とかぜ薬の働きに関する以下の記述について、誤っているものはどれか。

1 かぜの症状は、通常は数日~1週間程度で自然寛解する。

2 かぜの約8割はウイルスの感染が原因である。

3 インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜと同様、ウイルスの呼吸器感染によるものであるが、感染力が強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。

4 かぜ薬とは、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去する医薬品の総称である。

かぜに関する問題。サービス問題です。

1 正しい。
2 正しい。
3 正しい。
4 誤り。度々問われている内容。かぜ薬は、あくまで咳や鼻水等の諸症状の緩和を図る対症療法薬。
 
正答・・・4

問 22 解熱鎮痛成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。

2 ピリン系の解熱鎮痛成分として、アスピリンやサザピリンがある。

3 イブプロフェンは、一般用医薬品において15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。

4 アスピリン喘息はアスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。

解熱鎮痛成分に関する問題。

1 正しい。アセトアミノフェンはOTC販売現場において大変重要な解熱鎮痛成分。末梢における抗炎症作用は期待できないとされる。
2 誤り。アスピリンサザピリンは非ピリン系である。一般用医薬品で唯一のピリン系はイソプロピルアンチピリンである。
3 正しい。
4 正しい。アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。

正答・・・2

問 23 次の記述は、解熱鎮痛成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

a エテンザミドは、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みの発生を抑える働きが強い。

b アセトアミノフェンは、ライ症候群の発生との関連性が示唆されている。

c アスピリンには、血液を凝固しにくくさせる作用がある。

d イソプロピルアンチピリンは、ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹等のアレルギー症状を起こしたことのある人には、使用しない。

1(a、b)  2(a、c)  3(b、d)  4(c、d)

解熱鎮痛成分に関する問題。

a 誤り。エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いとされている。
b 誤り。ライ症候群の発生との関連性が示唆されているのは、アスピリン、サザピリン等のサリチル酸系解熱鎮痛成分である。
c 正しい。アスピリンは血栓予防の抗凝固薬としても用いられている。
d 正しい。イソプロピルアンチピリン一般用医薬品では唯一のピリン系である。

正答・・・4

問 24 ヒスタミンと抗ヒスタミン成分に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 生体内情報伝達物質であるヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒 関与する部位で神経細胞の刺激を介して、覚醒の維持や調節を行う働きを 担っている。

2 脳内におけるヒスタミン刺激が低下すると、眠気が促される。

3 ホルモンのバランスの変化により妊娠中に生じる睡眠障害は、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の適用の対象となる。

4 抗ヒスタミン成分を含有する医薬品を服用後は、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させてはならない。

ヒスタミンと抗ヒスタミン成分に関する問題。

1 正しい。
2 正しい。
3 誤り。「妊娠中」で、明らかにおかしいとすぐに気付きたい。
4 正しい。

正答・・・3

問 25 カフェインに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 胃液の分泌を抑制させる作用があり、副作用として胃腸障害が現れることがある。

b 眠気や倦怠感を除去することを目的とした、眠気防止薬の主たる有効成分として配合される。

c 循環血液中に移行したカフェインの一部は、血液-胎盤関門を通過して胎児に到達することが知られている。

d 腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。

      a   b   c   d
1   正   正   誤   誤
2   正   誤   正   誤
3   正   誤   誤   正
4   誤   正   正   正
5   誤   誤   正   正  

カフェインに関する問題。

a 誤り。胃液の分泌を「抑制」ではなく、「亢進」。
b 正しい。
c 正しい。
d 正しい。

正答・・・4

問 26 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の代表的な配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

1 スコポラミン臭化水素酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。

2 メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が短い。

3 ジフェニドール塩酸塩は、脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させるほか、乗物酔いに伴う頭痛を和らげる作用も期待される。

4 プロメタジンを含む成分には、外国において乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の代表的な配合成分に関する問題。
広い知識が求められ、この10問の中では一番手こずるかも。スコポラミン臭化水素酸塩は特に重要。
 
1 誤り。これはジフェニドール塩酸塩に関する内容である。スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止薬では最も重要な成分なので優先的に押さえておきたい。今回問われいないが「抗コリン成分」であることも良く問われる。手引きの記載は以下のとおり。

「スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分で、消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。スコポラミンを含む成分としてロートコンの軟エキスが配合されている場合もある。」

2 誤り。後半部分が誤り。メクリジン塩酸塩は、持続時間は長い。前半部分の「他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅い」点は正しい。
3 誤り。これはカフェインに関する内容である。
4 正しい。抗ヒスタミン成分であるプロメタジンに関する内容。但し、現在OTCで配合している製品の存在は不明です。医療用では総合感冒薬「PL配合顆粒」に配合されていることで知られる。

正答・・・4

問 27 咳や痰、鎮咳去痰薬の働きに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 気道に吸い込まれた埃や塵などの異物が、気道粘膜の線毛運動によって排出されないときなど、それらを排除しようとして反射的に咳が出る。

b 咳はむやみに抑え込むべきではないが、長く続く咳は体力の消耗や睡眠不足をまねくなどの悪影響もある。

c 鎮咳去痰薬は、咳を鎮める、痰の切れを良くする、また、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称である。

d 気道粘膜から分泌される粘液に、気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。

      a   b   c   d
1   正   正   正   正
2   誤   誤   正   誤
3   正   正   誤   誤
4   正   誤   正   正
5   誤   正   誤   正

鎮咳去痰薬に関する問題。常識的に考えれば、a,b,cで容易に判断できる。
 
a 正しい。
b 正しい。
c 正しい。
d 正しい。

正答・・・1

問 28 次の記述は、鎮咳去痰薬として用いる漢方処方製剤に関するものである。 正しいものの組み合わせはどれか。

a 五虎湯及び麻杏甘石湯は、いずれも胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人に適すとされる。

b 麦門冬湯は、水様痰の多い人には不向きとされる。

c 半夏厚朴湯は、構成生薬としてカンゾウを含む鎮咳去痰薬である。

d 柴朴湯には副作用として、頻尿、排尿痛、血尿、残尿感等の膀胱炎様症状が現れることがある。

1(a、b)  2(a、c)  3(b、d)  4(c、d)

鎮咳去痰薬として用いる漢方薬に関する問題。

a 誤り。五虎湯及び麻杏甘石湯は、「強い咳」症状に適するとされる漢方薬。いずれも胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人には不向きとされている。
b 正しい。麦門冬湯は「咽頭の乾燥感があるもののから咳」に適するとされている。
 c 誤り。これは頻出。半夏厚朴湯は構成生薬にカンゾウを含まない。カンゾウ出題ポイントで確認を。
d 正しい。柴朴湯小柴胡湯半夏厚朴湯の合剤である。喘息・気管支炎向けの漢方薬として知られている。今回の副作用の内容に関しては難易度が高いが、知らなくても消去法で正答は可能。時間に余裕なければスキップしても良いでしょう。
 
正答・・・3

問 29 口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 噴射式の液剤では、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい。

b 含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。

c 口腔咽喉薬には、鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。

d 含嗽薬の使用後、すぐに食事を摂ると、殺菌消毒効果が増強される。

      a   b   c   d
1   正   誤   正   誤
2   正   正   正   誤
3   誤   正   誤   誤
4   正   誤   誤   正
5   誤   誤   正   正

口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に関する問題。

a 正しい。
b 正しい。
c 正しい。これはちょっと悩むかも。
d 誤り。まあ、これは常識的に判断できるでしょう。うがい後、飲食はしばらく控えた方が効果的とされる。
 
正答・・・2

問 30 次の記述は、口腔咽喉薬やうがい薬(含嗽薬)に用いられるヨウ素系殺菌消毒成分に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

a 口腔粘膜の荒れ、しみる、 灼熱感、悪心(吐きけ)、不快感の副作用が現れることがある。

b レモン汁やお茶などに含まれるビタミンCと反応すると殺菌作用が増強される。

c 口腔内に使用されても甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性はない。

d ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。

1(a、b)  2(a、d)  3(b、c)  4(c、d)

うがい薬(含嗽薬)に用いられるヨウ素系殺菌消毒成分(ポビドンヨード等)に関する問題。

a 正しい。
b 誤り。ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると脱色を生じて殺菌作用が失われる。
c 誤り。ヨウ素の摂取につながり、甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。
d 正しい。

正答・・・2