問41 眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a アレルギー用点眼薬は、花粉、ハウスダスト等による目のアレルギー症状(流涙、目の痒み、結膜充血等)の緩和が目的である。

b スルファメトキサゾールは、細菌感染による結膜炎やものもらい、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。

c リボフラビンの活性体であるフラビンアデニンジヌクレオチドは、ビタミンB2欠乏が関与する角膜炎に対して改善効果を期待して用いる。

d テトラヒドロゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去することを目的として配合されている場合がある。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

眼科用薬に関する問題。

a 正しい。
b 正しい。スルファメトキサゾールはサルファ剤に分類され、抗菌タイプの目薬に使用される。


c 正しい。
d 正しい。テトラヒドロゾリン塩酸塩はアドレナリン作動成分。点眼薬の他、点鼻薬や痔疾患用薬にも用いられる。
 
正答・・・5

問42 目の調節機能を改善する配合成分に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

自律神経系の伝達物質であるアセチルコリンは、水晶体の周りを囲んでいる毛様体に作用して、目の調節機能に関与している。目を酷使すると、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)の働きが( a )、目の調節機能が低下し、目の疲れやかすみといった症状を生じる。

ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを( b )作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを( c )ことで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

a b c
1 衰え 助ける 抑える
2 衰え 抑える 助ける
3 衰え 助ける 助ける
4 活発になり 助ける 抑える
5 活発になり 抑える 助ける

目の調節機能を改善する配合成分に関する問題。
これはしっかり薬理作用を理解していないと迷う。

ネオスチグミンメチル硫酸塩はピント調節機能改善成分。コリンエステラーゼの働きを抑え毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善するとされる。「疲れ目に」と書かれた目薬には、大抵配合されている。
 
 
正答・・・5

問43 頭皮・毛根に作用する配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることも一因とされているため、女性ホルモン成分が配合されている場合がある。

2 毛髪用薬は、脱毛の防止、育毛、ふけや痒みを抑えること等を目的として、頭皮に適用する医薬品である。

3 カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。

4 カシュウは、タイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。

頭皮・毛根に作用する配合成分に関する問題。

1 正しい。女性ホルモン成分の一種であるエストラジオ ール安息香酸エステルは、脱毛抑制効果を期待して配合されていることがある。
2 正しい。
3 正しい。カルプロニウム塩化物はカロヤンなどの育毛剤に使用されている成分。コリン作用(抗コリン作用ではない!)を示す点が出題ポイントである。
4 誤り。これはヒノキチオールに関する内容。カシュウ(何首烏)は、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
 
正答・・・4

問44 次の皮膚に用いられる医薬品成分のうち、抗菌作用を目的として配合される成分はどれか。

1 ジフェンヒドラミン
2 クロラムフェニコール
3 ジフェニルイミダゾール
4 クロルフェニラミンマレイン酸塩
5 イソチペンジル塩酸塩

抗菌作用をもつ医薬品に関する問題。

クロラムフェニコールは外用薬に用いられる抗菌成分。市販薬では、同じく抗菌成分の硫酸フラジオマイシンとともにクロマイN軟膏やクロマイP軟膏に配合されている。
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正答・・・2

問45 外皮用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a デキサメタゾンは、ステロイド性抗炎症成分であり、痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。

b ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。

c ヨードチンキに含まれるヨウ素の殺菌力は、アルカリ性になると増強する。

d ヘパリン類似物質は、血液凝固作用を有している。

  a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 正 正 正 誤
5 誤 正 正 正

外皮用薬の配合成分に関する問題。

a 正しい。デキサメタゾンはステロイド性抗炎症成分。mediumクラスで様々な軟膏類に配合されている。
b 正しい。ブテナフィン塩酸塩は、いわゆる「水虫・たむし」の治療に用いられる抗真菌薬。皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることで菌の増殖を抑えるとされる。
c 誤り。アルカリ性になると殺菌力が低下する。その為石鹸と併用する時は、良く石鹸を洗い流してから使用する。
d 誤り。ヘパリン類似物質は血行促進成分で抗炎症作用や保湿作用が期待される。血液凝固を抑える働きがあるとされる。
 
正答・・・3

問46 皮膚に用いる薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 塗り薬は、容器から直接指に取り、患部に塗布したあと、また指に取ることを繰り返すことが望ましい。

2 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付しても、かぶれ等を生じることはない。

3 スプレー剤は、患部から十分離して噴霧し、連続して噴霧する時間は3秒以内とすることが望ましい。

4 外皮用薬を使用する際には、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しやすくなることから、入浴前に用いるのが効果的とされる。

皮膚に用いる薬に関する問題。
常識的に考えれば判断できるでしょう。

1 誤り。
2 誤り。
3 正しい。
4 誤り。×入浴前→〇入浴後
 
正答・・・3

問47 歯痛・歯槽膿漏薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 歯周組織の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている外用薬がある。

b 銅クロロフィリンナトリウムは、炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待して配合されている場合がある。

c 内服で用いる歯槽膿漏薬は、同じ又は同種の成分が配合されたかぜ薬、胃腸薬等が併用された場合、作用が弱くなるおそれがある。

d フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられるが、粘膜刺激を生じることがあるため、歯以外の口腔粘膜や唇に付着しないように注意が必要である。

    a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正

歯痛・歯槽膿漏薬に関する問題。

a 正しい。グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症成分。
b 正しい。銅クロロフィリンナトリウムは口臭を抑える効果も期待される。なお、クロロフィリンは葉緑素由来の成分である。
c 誤り。同じ成分の重複で作用が強くなることがある。
d 正しい。フェノールは殺菌消毒成分。歯科用薬においては、齲蝕(むし歯)を生じた部分における細菌の繁殖を抑える効果が期待されるが、現在OTCに使用されているかは不明です。
 
正答・・・5

問48 口内炎及び口内炎用薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用により口内炎を生じることはない。

2 シコンは、組織修復促進、抗菌などの作用を期待して用いられる。

3 茵蔯蒿湯は、体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹 、口内炎、湿疹 ・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

4 口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬、含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。

口内炎及び口内炎用薬に関する問題。
シコン(紫根)は、生薬成分の中でも出題率は高い。
 
1 誤り。
2 正しい。シコン(紫根)はムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬。新陳代謝促進、殺菌、抗炎症などの作用を期待される。紫雲膏に含まれる生薬としても知られる。
3 正しい。茵蔯蒿湯に関する内容である。
4 正しい。

正答・・・1

問49 ニコチンを含む禁煙補助剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 禁煙補助剤の使用中又は使用直後の喫煙は、血中のニコチン濃度が急激に高まるおそれがあり、避ける必要がある。

2 妊婦又は妊娠していると思われる女性、母乳を与える女性では、胎児又は乳児に影響が生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

3 禁煙補助剤を使用するニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である。

4 コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後は、口腔内が酸性になるため、ニコチンの吸収が促進される。

ニコチンを含む禁煙補助剤(ニコチン置換療法)に関する問題。これは簡単でしょう。

1 正しい。
2 正しい。
3 正しい。
4 誤り。口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下する。その為、コーヒーや炭酸飲料などを飲んだ後はしばらく使用を避ける。
  
正答・・・4

問50 ビタミン成分に関する記述のうち、ビタミンCの記述にあたるものはどれか。

1 タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。

2 腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。

3 夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

4 体内の脂質を酸化から守る作用(抗酸化作用)を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

ビタミンCに関する問題。
ビタミンB群は、働き・特徴が憶えにくいが、地道にやるしかない。
 
1 これは、ビタミンB6に関する内容。
2 これは「骨のビタミン」であるビタミンDに関する内容。
3 これは、夜間視力にも関連するビタミンAに関する内容。
4 これは、ビタミンCに関する内容。
 
正答・・・4