大柴胡湯は、体力がある方の常習便秘や肥満症、高血圧を伴う肩こりや頭痛などに適応がある漢方薬です。

構成生薬は以下の8種類。

サイコ(柴胡)、オウゴン(黄ごん)、シャクヤク(芍薬)、ハンゲ(半夏)、タイソウ(大棗)、ショウキョウ(生姜)、キジツ(枳実)、ダイオウ(大黄)

(なお、似た名前の漢方薬として小柴胡湯があります。どちらもサイコ、オウゴンを含み共通の部分がありますが、この2つの漢方薬を関連付けての理解は、とても理論が難しいので、試験対策上は気にしない方が良いでしょう。)

一般用医薬品としては、防風通聖散と同様に「肥満症」の適応症が認められているため、商品パッケージも便秘よりダイエット向けのプロモーションが目立ちます。
また、ダイオウ(大黄)も含み、便秘への適応がありますが、単純な便秘症に選択されることはなく、様々な随伴症状を伴う場合に用いられます。

どちらにしても、一般用医薬品として提案販売するには難しい漢方薬です。



出題の手引きの記載は以下のとおり
「体力が充実して脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘高血圧や肥満に伴う肩こリ・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。構成生薬としてダイオウを含む。まれに重篤な副作用として肝機能障害、間質性肺炎が起こることが知られている。」

→試験対策上、特徴的なキーワードは「常習便秘」です。

「常習便秘、高血圧に伴う便秘に用いられる場合には、漫然と長期の使用は避け、1週間位使用しても症状の改善がみられないときは、いったん使用を中止して専門家に相談するなどの対応が必要である。」