ダイオウ(大黄)は、タデ科のダイオウ属植物、または種間雑種の根茎を基原とする生薬です。

大腸刺激性瀉下成分であり、主に便秘向けの漢方薬に用いられます。
その瀉下作用は、ダイオウ(大黄)中に含まれているセンノシドによるものと考えられています。

写真は、煎じ薬用のダイオウ(大黄)ですが、名前のとおり黄色っぽい色をしていますし、煎じ液も暗黄色になります。
ダイオウを含む漢方薬の代表例は、市販薬としても良く知られている大黄甘草湯です。


 
登録販売者試験では、カンゾウ(甘草)マオウ(麻黄)と同様に、構成生薬としての有無や、その瀉下作用による副作用が問われます。出題の手引きの関連内容は以下のとおり
「ダイオウは各種の漢方処方の構成生薬としても重要であるが、瀉下を目的としない場合には瀉下作用は副作用となる。構成生薬にダイオウを含む漢方処方製剤では(中略)腹痛、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるため、瀉下薬の併用に注意する必要がある。 」

→ダイオウ(大黄)には、薬効成分としてセンノシドも含まれているので、他の便秘薬との併用に注意する必要があります。

「センナ、センノシド、ダイオウ、カサントラノールについては、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られている。乳児に下痢を生じるおそれがあり、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。」
  
「大黄甘草湯、大黄牡丹皮湯及び麻子仁丸は、構成生薬としてダイオウを含む。」

大黄甘草湯大黄牡丹皮湯は名前から容易に判断できますが、麻子仁丸にもダイオウが含まれています。
 
(参考資料)
・オースギ大黄甘草湯エキスG インタビューフォーム(大杉製薬)