「ボルタレン」ブランドで知られている。

ジクロフェナクナトリウムは非ステロイド性抗炎症成分であり、いわゆる解熱鎮痛薬に分類されます。
 
医療用医薬品では、内服・外用薬ともに用いられており、特に坐剤「ボルタレンサポ」(通称ボルサポ)は、一般の方でも認知度が高いでしょう。多くは整形外科領域の「痛み止め」として用いられていますが、内科領域で「解熱剤」としても用いられることもあります。

↓医療用「ボルタレンサポ」


一般用医薬品では、2009年に、外用薬(湿布や塗り薬)にスイッチOTC化されました。
商品名も「ボルタレン」ブランドがそのまま使用され、発売当初はCMが頻繁に流れていた記憶があります。
(当時、CM中に登場するスポーツトレーニングコーチの最後の決めセリフが「これで痛みがとれなければ病院いけよ!」だったのが、途中から音声だけ切り替わって「・・・・病院いこう!」と柔らかい表現に変化した経緯がありました。決して威圧的な言い方でははありませんでしたが、どこからかクレームがでたのかもしれませんね。むしろ「病院」という表現に非常に違和感を感じていた憶えがあります。すでに「病院」は紹介状がないと受診が難しい時代になっていましたので。興味のある方はyoutubeで探してみて下さい。)

ノバルティス社の「ボルタレン」シリーズ以外にも、今では久光製薬の「フェイタスZαジクサス」ブランドにも使用され、香取慎吾や岡田准一を起用したCMで積極的なプロモーションが行われています。
(なお、含有ジクロフェナクナトリウム量はフェイタスZαの方が多い) 
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登録販売者試験では、インドメタシンと同分野に記載されていますが、特にアスピリン喘息に関する内容は必ず押さえておきたいところです。

「ジクロフェナクナトリウムについては、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透してプロスタグランジンの産生を抑える作用を示し、筋肉痛、関節痛、肩こりに伴う肩の痛み、腰痛、腱鞘炎、肘の痛み(テニス肘等)、打撲、捻挫に用いられる。」

「内服で用いられる解熱鎮痛成分と同様、喘息の副作用を引き起こす可能性があるため、喘息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。」

他に、長期連用への注意、みずむし、たむし等又は化膿している患部への使用は避けること、吸収された成分の一部が循環血液中に入る可能性があり、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける、等が問われることがあります。