主に、蚊やブヨ(ブユ、ブト)、アブ、ノミ、イエダニ、ナンキンムシ等の吸血害虫の忌避剤として用いられています。世界中で広く用いられている成分ですが、日本においても多くの忌避剤に使用されています。 その配合量により、医薬品or防除用医薬部外品に分類されています。
 分類
 ディート配合量
 効能
 防除用医薬部外品
 10%以下
 蚊、ブヨ、サシバエ、アブ、ナンキンムシ、ノミ、イエダニ、
マダニ(平成25年から追加可能に)
 医薬品
 12%
 上記以外にツツガムシも適応
なお、ディートを含む忌避剤を子供に使用する場合は、保護者の監督指導下で、使用回数に注意する必要があり、以下の注意書きが記載されています。
 6か月未満
 使用を避ける
 6か月以上2歳未満
 1日1回
 2歳以上12歳未満
 1日1~3回
この注意書きは、平成17年8月の行政指導を契機に記載されるようになりました。
ちょうその頃から、ユーカリ油等の天然精油をつかった忌避剤を見かける機会が増えたと感じた人も多いでしょう。
また、大人での用法用量は、「用事」使用となっていて、具体的な回数は通常明記されていないようです。
(医薬品のツヅガムシ対象の場合は「適量を4~6時間毎」)

代表的なブランドには「ムシぺール」があります。

特に「ムヒの虫よけムシぺールα」は、

①ノンガススプレータイプで、吸い込みの心配が少ない。
②ディート12%配合の医薬品タイプで、効果の持続性が期待できる。
③マダニの忌避効能も取得済
④コンパクトボディで携帯に便利
といった特徴があります。

登録販売者試験では、殺虫成分の中での出題頻度は高めです。

「(忌避成分)ディートが最も効果的で、効果の持続性も高いとされ、医薬品(又は医薬部外品)の忌避剤の有効成分として用いられる。その忌避作用は、虫が一般にこの物質の臭いを嫌うためと 考えられているが、詳細は分かっていない。 」

「ディートについては、外国において動物実験(ラット皮膚塗布試験)で神経毒性が示唆されているため、ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6ヶ月未満の乳児への使用を避けることとされている。また、生後6ヶ月から12歳未満までの小児については、 顔面への使用を避け1日の使用限度(6ヶ月以上2歳未満:1日1回、2歳以上12歳未満: 1日1~3回)を守って使用する必要がある。 」