クロタミトン(オイラックス) 鎮痒成分

クロタミトンは、痒みを抑える(鎮痒)成分で、外用剤として用いられている薬です。

抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤とも異なる作用機序により、鎮痒効果を表すのが特徴的な薬です。
作用機序は、はっきりしていませんが、クロタミトンが皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせ、症状を軽減させると考えられています。
p_20161208_181531_hdr

その為、頻度は低いですが、使用直後に熱感を感じる方もいるようです。OTC添付文書にも「塗布後ほてり(熱感)を感じることがありますが、ごく短時間のうちに消失します。」と書かれています。

クロタミトン(鎮痒成分)なお、一般用医薬品では対象外ですが、医療用では、疥癬(かいせん)と呼ばれる、皮膚にヒゼンダニが寄生することによる皮膚疾患の治療に使われることもあり、寄生虫に対する効果もあるそうです。

海外では戦後間もなく、日本では1957年から、医療用として販売されており「オイラックスクリーム」の製品名で有名です。(なお、オイラックスHは、ステロイド成分も配合されています。)


一般用医薬品としても、「オイラックス」ブランド名が使用され、抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬等との合剤として、古くから使用されています。

クロタミトン以外の配合成分の違いにより、「オイラックスA」「オイラックスPZ」「オイラックスデキサS」「オイラックスソフト」「オイラックス潤乳液」と、ブランド拡張され、様々な商品があります。(他にも、オイラックスG等もかつては存在)

特に「オイラックスA」という商品は古くから使われているOTC薬ですが、クロタミトン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、そしてweakタイプのステロイド・ヒドロコルチゾン酢酸エステル 等の成分が配合されたクリームタイプです。最近はまったく見かけませんが、以前は良くCMも流していたようです。

また、「オイラックスPZ」では、ステロイド成分が他の商品よりもワンランク上で、アンテドラックであるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(medium)が使用されています。さらに軟膏・クリーム両タイプ揃っています。


「オイラックスデキサS」では、デキサメタゾン酢酸エステル(weak)というステロイド成分を含み、軟膏タイプです。

そして、「オイラックスソフト」は、ステロイド成分を含まず、子供にも使いやすい点を訴求した製品になっています。


このように、クロタミトンを含む、同じ「オイラックス」ブランドでも、それぞれ配合されている成分や基材(クリーム・軟膏)の違いにより、商品の特徴が変わってきます。
勤務する店舗で、複数の「オイラックス」ブランドを扱っている場合は、それぞれの特徴がすぐに説明できるように、準備しておきましょう。

(Visited 396 times, 1 visits today)

Follow me!