ヒノキチオール(毛髪用薬・歯科用薬・医薬部外品)

医薬品では毛髪用薬、歯科用薬として使用される。医薬部外品としてクリーム等にも使用される

ヒノキチオールは、ヒノキ科のタイワンヒノキ、青森ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症などの効果が期待できる成分。(令和4年手引き改定により「血行促進」は削除されました)

1936年に、当時の台北帝国大学・野副鐵男博士により、現地のタイワンヒノキの精油成分から発見され、世界で初めて発見された、7角形の分子構造を持つ化合物として知られています。

一般用医薬品としては、抗菌、抗炎症作用を期待して、毛髪用薬や歯科用薬に使用されています。

毛髪用薬としては、「カロヤン」ブランドに使用されている製品があります。

また歯科用では、殺菌や炎症を抑える効果を期待して、歯肉炎や歯槽膿漏に対する塗り薬として利用されています。代表製品は、新デスパコーワや、パラデントエース(ライオン)。





 


医薬部外品扱いでは、薬用クリームや、青森ひば抽出成分であること訴求した「ひばクリーム」と謳われる製品にも配合されています。

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