カイニン酸(駆虫薬)

カイニン酸は、カイニン酸はマクリ(海人草)とう生薬から抽出された成分で、回虫の駆虫薬として出題されます。

試験では、たまに出題されます。出題の手引きの記載は以下の通り

「回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。カイニン酸を含む生薬成分として、マクリ(フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬)が配合されている場合もある。日本薬局方収載のマクリは、煎薬として回虫の駆除に用いられる。」

そもそも、現在日本人の回虫罹患率が大幅に低下していますし、一般薬としての製品があるのかも不明です。
(かつて、サントニンとカイニン酸の両方含む「マクニンS」という製品が販売されていましたが、既に販売休止となっています。)
なお、マクリについては、漢方薬局で、煎じ用の生薬を購入することは可能です。

(Visited 2,976 times, 1 visits today)

Follow me!

One thought on “カイニン酸(駆虫薬)

この投稿はコメントできません。