カイニン酸(駆虫薬)
カイニン酸は、カイニン酸はマクリ(海人草)とう生薬から抽出された成分で、回虫の駆虫薬として出題されます。
試験では、たまに出題されます。出題の手引きの記載は以下の通り
「回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。カイニン酸を含む生薬成分として、マクリ(フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬)が配合されている場合もある。日本薬局方収載のマクリは、煎薬として回虫の駆除に用いられる。」
そもそも、現在日本人の回虫罹患率が大幅に低下していますし、一般薬としての製品があるのかも不明です。
(かつて、サントニンとカイニン酸の両方含む「マクニンS」という製品が販売されていましたが、既に販売休止となっています。)
なお、マクリについては、漢方薬局で、煎じ用の生薬を購入することは可能です。
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