当日頂いた質問に関する補足を掲載しています。ぜひリンク記事も確認し、理解を深めて下さい。
病院で良く処方される「PL配合顆粒」に配合されている抗ヒスタミン薬について

これは、プロメタジン(プロメタジンテオクル酸塩、プロメタジン塩酸塩など)です。
 登録販売者試験では乗物酔い防止薬として登場します。出題頻度は高くありませんが。
 
配置薬販売業で、都道府県をまたいで営業している場合の許認可はどうなるのか?」

出題の手引きには
「配置販売業の許可は、一般用医薬品を、配置により販売又は授与する業務について、配置しようとする区域をその区域に含む都道府県ごとに、その都道府県知事が与えることとされている」

と書かれています。例えば北関東全般で営業していれば、群馬、栃木、茨城とそれぞれ許可をとるようです。

解熱鎮痛薬の年齢制限について

アセトアミノフェンは年齢制限の記載は特になし。
・「アスピリンサザピリンイブプロフェンについては、一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。」
・「エテンザミドサリチルアミドは15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。」
なお、これに関連した没問があった記憶があるのですが、見つけられませんした。
 
エテンザミドは15歳未満は絶対ダメという訳ではないので、ファミリーユース向けの総合感冒薬に含まれていることがあります。但し、大手メーカーの製品でエテンザミド(ACE処方)を含み15歳未満も使用できるタイプの総合感冒薬は、ここ数年で製造終了しているものが多いです。
 
抗ヒスタミン薬の抗コリン作用について。

試験対策上は、リンク記事を理解する程度で十分かと思います。例えば「抗コリン作用がある抗ヒスタミン薬はどれか?」と聞かれる事はありません。

「抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがあり・・・」

→勉強会では、排尿困難について触れましたが、緑内障も押さえておいて下さい。

・カーバメイト系殺虫成分(プロポクスル)はアセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害
・有機リン系殺虫成分(ジクロルボスなど)はアセチルコリンエステラーゼを不可逆的に阻害(但し、ほ乳類や鳥類では速やかに分解されて排泄されるため毒性は比較的低い)
 
今回カーバメイト系しか取扱いませんでしたが、有機リン系と組み合わせた方が憶えやすいでしょう。なお、かつて「劇薬」扱いだったと紹介した「バポナ」の主成分がジクロルボスです。
 

なお、アセチルコリンエステラーゼは、神経や筋肉の伝達物質である「アセチルコリン」を分解する酵素です。通常伝達の役割を終えたアセチルコリンは、一旦神経の繋ぎ目に存在するアセチルコリンエステラーゼにより分解されます。これが阻害されるとアセチルコリンが過剰に働き、ヒトだと縮瞳、筋肉の麻痺、呼吸困難等の症状が現れます。
(あくまでイメージを掴んでもらう為の簡略化した説明です。詳しくはご自身で色々調べてみて下さい)

他に、一例として話題にでた猛毒神経ガス・サリンも有機リン系化合物で、アセチルコリンエステラーゼを不可逆的に阻害し、縮瞳や神経麻痺などを引き起こしますが、その阻害が長時間続くため毒性が強くなっています。
   
なお、殺虫成分に関しては、全部で20種類程登場しますが、すべて憶えるのは至難なので、優先的に憶えたいものを後日記事にしたいと思います。

・「東京での試験(9/10)が自己採点でダメそうな場合、年内に他エリアで受験できるか?」

昨年は福岡県での試験に申込みが間に合いましたが、6/26現在、まだ願書受付期間が決まっていません。
試験日は12/17(日)に決定していますが、WEB上での情報では願書受付に関する内容発表は8月中旬の予定です。間にあいそうな気もしますが、受験料も高い試験ですし、集中力を高める為にも一発合格目指してください。