タンニン酸アルブミン(止瀉薬)

牛乳アレルギーに関する内容は5章頻出

タンニン酸アルブミンは、下痢症状の緩和に用いられる成分です。

腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂という)ことにより、腸粘膜を保護することで炎症をしずめ、粘膜への刺激を和らげるとされています。

医療用でも古くから用いられており、「タンナルビン」という商品名が良く知られています。通常単独よりも、整腸剤や消化剤と混ぜて使われることが多いです。
止瀉薬 タンニン酸アルブミン(タンナルビン)

OTCでも様々な製品に配合されており、代表品に「ビオフェルミン止瀉薬」があります。
この製品にはタンニン酸アルブミンの他に、下痢の民間薬としても知られるゲンノショウコも配合されています。

登録販売者試験で覚えておきたいポイントは

牛乳アレルギーの方には使用を避ける。(原料に牛乳由来のガセインを使用している為)
②細菌性の下痢や食中毒が疑われる時は、安易に使用しない。(抑えずに、出した方が良い)

特に牛乳アレルギーに関する内容は、第5章では頻出です。

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