持続性の第二世代抗ヒスタミン薬。
2011年から第1類医薬品から、第2類医薬品に変更となった成分です。

ロイコトリエンやヒスタミンなどの遊離抑制、拮抗作用に加えて活性酸素の産生をも抑制するとされており、OTCでは主にアレルギー性鼻炎の症状緩和に用いられています。

また、OTC医薬品としては貴重な「じんましん、湿疹・かぶれによる、皮膚のはれ・痒みの緩和」、つまり皮膚症状の緩和にも販売できる貴重な存在です。(他にクロルフェニラミンマレイン酸)

最高血中濃度到達時間(Tmax)は4時間なので、効き目の立ち上がりは、クロルフェニラミンマレイン酸に比べると遅くなります。一方で効果時間は長くなる為、単剤では通常1日2回服用です。

医療用での代表品は「アゼプチン」。現在、抗ヒスタミン薬としては時代遅れ感はありますが、一部では根強く使用されています。

OTCでは、あまり含有商品が多くありませんが、代表商品は「スカイナーAL錠」。アゼプチンと同じエーザイから販売されています。(以前エーザイから発売されていた「ハイガード」は現在販売されていません。)

効能・効果は
●花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:鼻づまり、鼻みず、くしゃみ

●じんましん、湿疹・かぶれによる次の症状の緩和:皮膚のはれ、かゆみ



第2類医薬品であり、登録販売者にとって、花粉症対策や、夜間に蕁麻疹や湿疹で相談に来られる方への臨時対応薬として使用できます。

(追記)
2015年「ムヒ」ブランドで有名な、池田模範堂より、飲むかゆみ治療薬として「ムヒAZ錠」が発売されました。

この製品も、前述の「スカイナーAL錠」と同じ、アゼラスチン塩酸塩を主成分にしたものです。こちらは鼻炎よりも、主に皮膚疾患の症状緩和をメインにしたマーケティングが行われています。(効能は両方記載あり)

一般用医薬品で、皮膚疾患を対象にした内服薬は限られており、さらに、この分野における「ムヒ」ブランドの訴求力は高いため、販売者サイドにとっても貴重な存在になるかもしれません。