ロラタジン(第二世代抗ヒスタミン成分)

ロラタジンは、持続性の抗ヒスタミン成分です。
日本では、医療用医薬品として、2002年より「クラリチン」の名称で販売が開始されています。アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などの皮膚疾患等に使用され、小児用のドライシロップも販売されています。

その後はスイッチOTC化され、医療用と同じ「クラリチン」の販売名で登場することになります。
2017年1月には要指導医薬品、2020年1月には第一類医薬品となり、その1年後には第二類医薬品となりました。
発売当初は、井川遥さんがCMイメージキャラクターをつとめましたが、その後は櫻井翔さんとなりました。CMを見たことがある人も多いでしょう。

特徴としては、CMの中でも謳われているように

①1日1回の服用で効果を発揮する(持続する)。
②服用しても眠くなりにくい。

まず、②については、確かに眠気を訴えるケースは非常に少ないです。その為、運転をする職業の方にも売りやすい特徴となります。(勿論、医薬品なので100%はありませんが)

①については、効果が持続することで服用が楽な反面、効果感がわかりにくい場合は、1日もやもやが続くともいえます。
なお、このロラタジンについては、副作用も少なく、安全性も高いためか、世界中で広くOTC医薬品として販売されています。

登録販売者試験では、令和4年の改訂により追加されました。他にも、フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)、エピナスチン塩酸塩(アレジオン)も同時に追加されて、主だった花粉症向け抗アレルギー薬が追加された形になります。

なお、この3種については、副作用などの注意点がそれほど記載されていないので、出題のメインになることはないかもしれません。


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