サリチルアミド(サリチル酸系解熱鎮痛成分)
マイナーな成分。小児も服用可だが、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては使用を避ける。
サリチルアミドは非ステロイド性抗炎症薬であり、構造的にアスピリン等と同じサリチル酸系に分類されます。
アスピリンよりも胃腸障害は少ないとされていますが、医療用では、総合感冒薬「PL配合顆粒」に使用され、解熱鎮痛成分として含まれています。
PL配合顆粒は1962年から発売されていて、医療用医薬品として今でも広く使用されています。病医院で処方された経験のあるという方も多いでしょう。
一般用医薬品では、配合製品は殆どみかけませんでしたが、2017年8月に、医療用と同成分が含まれる「パイロンPL顆粒」が発売されました。(なお、1回量は医療用の80%)
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他にも、エスエス製薬の「新エスタックW」にアセトアミノフェン等と一緒に配合されています。この製品は7歳以上から服用可となっています。
登録販売者試験では、
①水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては使用を避ける。
②サリチル酸系解熱鎮痛成分で、非ピリン系である。
が、出題される際のポイントになります。
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