ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン) 消泡成分
ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消泡成分であり、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことにより、腹部膨満感を改善する働きがあるとされています。
医療用では、「ガスコン」の販売名で知られ、一般用医薬品では、小林製薬の「ガスピタン」が代表的。
医薬部外品にも使用されており、大幸薬品の「ラッパ整腸薬BF」にも配合されている。
(2022.12.15 追記 試験範囲外の知識です。)
これまで、シラミ駆除の成分としては、フェノトリン以外の選択肢は基本的にありませんでしたが、2021年8月、40年ぶりの新規成分として、このジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)を主成分とするシラミ駆除薬(アースしらみとりローション)が発売となりました。
ローションにより成虫や幼虫、卵を包み込んだ後、ジメチコンでコーティングして動けなくし、水分代謝を抑制することで駆除するメカニズムになっています。フェノトリンとは異なり、卵にも殺虫効果がある点もポイントになります。
また、その駆除メカニズムから、薬剤抵抗性のシラミにも殺虫効果があるため、幼虫の発生を防ぎ、再発予防にもつながるそうです。
人体に対する作用は緩和なことから「医薬部外品」に分類されています。
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