独立行政法人 医薬品医療機器総合機構は、英語では「Pharmaceuticals and Medical Devices Agency」といい、略称では「総合機構」や、「PMDA(ピーエムディーエー)」と呼ばれています。

この総合機構(PMDA)は、日本における医薬品、医療機器、再生医療等製品の品質、有効性、安全性を確保するための様々な業務を一元的に行っている公的な機関で、厚生労働省と密接に連携し、国民の健康と安全を守る重要な役割を担っている組織です。

そして、この総合機構(PMDA)により運営されている総合機構(PMDA)ホームページでは、添付文書や安全性情報など、医薬品に関する様々な情報を入手することができます。

ホームページは医療関係者だけではなく、だれでも閲覧することができ、一般の方向けにも様々な医薬品に関する情報を提供しています。
もちろん医薬品副作用被害救済制度に関する情報も掲載されています。


↑2025.7.7閲覧画像よりキャプチャ

なお、一般用医薬品の添付文書を検索すると関連ページが結構上位に登場するので、存在を知らない方でも気付かずに利用しているケースも多いでしょう。


登録販売者試験でも重要な知識となりますが、問題作成の手引きの記載内容は以下のとおりです。

総合機構のホームページでは、添付文書情報、厚生労働省より発行される「医薬品・医療機器等安全性情報」のほか、要指導医薬品及び一般用医薬品に関連した以下のような情報が掲載されている。

○ 厚生労働省が製造販売業者等に指示した緊急安全性情報、「使用上の注意」の改訂情報
○ 製造販売業者等や医療機関等から報告された、医薬品による副作用が疑われる症例情報
○ 医薬品の承認情報
○ 医薬品等の製品回収に関する情報
○ 一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書情報
○ 患者向医薬品ガイド・くすりのしおり(令和4年改訂で削除された)
○ その他、厚生労働省が医薬品等の安全性について発表した資料

総合機構では、医薬品・医療機器の安全性に関する特に重要な情報が発出されたときに、ホームページへの掲載するとともに、その情報を電子メールによりタイムリーに配信する医薬品医療機器情報配信サービス(PMDA メディナビ)を行っている。このサービスは誰でも利用可能であり、最新の情報を入手することができる。

→電子メールによる情報配信サービス(PMDAメディナビ)は、誰でも利用できます。

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