メキタジン(第2世代抗ヒスタミン薬)
メキタジンは第2世代の持続性抗ヒスタミン薬で、感冒や花粉症等によるアレルギー性の鼻水やくしゃみの症状緩和に用いられています。
特徴としては、(第一世代に比べ)中枢への移行が少なく、中枢抑制作用も弱く、眠気の副作用は起こりにくいとされています。
最高血中濃度到達時間(Tmax)が、6.7時間と長く、持続性の為、花粉症等によるアレルギー性の症状にはメリットがある一方、感冒時の鼻水には、効果発現が早いクロルフェニラミンマレイン酸の方が効果感を得やすいかもしれません。
医療用では、「ゼスラン」の商品名が有名ですが、より眠気が出にくいタイプも多く登場し、現在はそれ程使われていないようです。
一般用医薬品としては、あまり含有商品は多くありません。
代表商品は「アルガード鼻炎内服薬ゴールドZ」
主に花粉症をターゲットにした商品です。
1日量は
●メキタジン 4.0mg
●dl-メチルエフェドリン塩酸塩 75mg
●塩酸プソイドエフェドリン 75mg
●ベラドンナ総アルカロイド 0.4mg
●無水カフェイン 110mg
●シンイエキス
従来品に、シンイエキスも加え、鼻詰まりの症状をより緩和することが期待された商品です。メキタジンは医療用では通常1日2回服用ですが、こちらは1日3回服用タイプです。
なお、登録販売者試験でも、割と出題されています。なぜか
「メキタジンについては、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある」の副作用の記述に関する出題が多いです。
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