セミアルカリプロティナーゼ(抗炎症成分・消炎酵素)

令和4年3月改訂により、手引きから削除されました。ブロメラインも同様(原則、今後出題されません)

セミアルカリプロティナーゼは登録販売者試験に出題される抗炎症成分です。「主に鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげる」ことを目的に使用されます。

医療用では「消炎酵素剤」とも言われる成分ですが、かつてゼオエース等の販売名で、痰や膿の分解による排出作用や、抗炎症作用を期待して、感冒時や外傷後の抗炎症薬として使用されていました。
しかし「消炎酵素薬」の再評価の必要性の議論の対象になる中、有効性の評価が難しくメーカーの意向で販売終了となり、現在使われていません。(2012年3月に経過処置切れ)

一般用医薬品でも、2016.1現在、セミアルカリプロティナーゼ含有製品の存在は不明です。

このようにマイナーな成分ですが、試験では現在でも、まずまず出題されています。

 

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