風邪の引きはじめの漢方薬として有名。頭痛や肩こりにも。

葛根湯は、以前から「風邪の引きはじめの漢方」として、その存在が広く浸透しており、日本では恐らく一番知られている漢方薬かもしれません。
自身もテレビCMから流れていたフレーズの影響か、小学生くらいから風邪の漢方薬として記憶があります(特に山之内製薬のカコナール)。また、風邪が早く治るというか、効果感を感じる方は多い印象です。

また、葛根湯は風邪以外にも、頭痛や肩こりの症状の緩和にも用いられ、OTCのパッケージにおいてもその効能がよく記載されていますが、個人的にはそのような鎮痛効果で効果を感じる方はそれほど多くない印象です。
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構成生薬は以下の7種類

葛根(カッコン)、麻黄(マオウ)、桂枝(ケイシ)、大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)

なお、この組み合わせは結構覚えやすく、かぜの漢方薬の基本薬とも言える桂枝湯(桂枝、大棗、生姜、芍薬、甘草)に、葛根(カッコン)・麻黄(マオウ)を加えた7種類で構成されています。葛根は、肩こりや頭痛の症状を和らげ、エフェドリンを含んでいる麻黄で発汗作用を高めるイメージを組わせると覚えやすいでしょう。

また、桂枝湯はほぼ食品に近い生薬から構成され、虚証向けとされていますが、この葛根湯については、麻黄を含んでいることもあり、わりと実証向け(体力中等度以上)となっています。


問題作成の手引の記載内容は以下のとおりです。

「体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛肩こリ、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
まれに重篤な副作用として肝機能障害、偽アルドステロン症を生じることが知られている。」

特別出題頻度が高い漢方ではありませんが、試験対策としては「体力中等度以上」「感冒の初期(汗をかいていないもの)」「頭痛「肩こり」を覚えておけば十分でしょう。
なお、葛根湯は風邪の漢方薬の代名詞的な存在で、だれでも服用できそうなイメージを持たれることが多いですが、先ほど触れたとおり、麻黄を含んでおり、わりと実証向け(体力中等度以上)漢方薬となっています。
またカンゾウ(甘草)を含んでいることから偽アルドステロン症にも触れられています。

なお、この葛根湯と関連する漢方薬に、葛根湯加川芎辛夷(せんきゅうしんい)もあります。こちらは「鼻づまり」がキーワードになります。

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