猪苓湯(排尿痛・残尿感・頻尿)
膀胱炎の漢方薬として知られる
登録販売者試験では、泌尿器用薬の分野で登場します。
濁った尿がでたり、排尿痛がでたり等の症状がでる「膀胱炎」向けの漢方薬として知られています。
(但し、「膀胱炎」という言葉は一般用医薬品では使えません。)
他にも、「膀胱炎」向けの漢方薬としては「五淋散」が有名で、特徴的なネーミングでのマーケティングで知られる小林製薬の「ボーコレン」に含まれています。しかし、手引きには記載がなく、当然試験にも登場しません。
猪苓湯の構成生薬は以下の5種類。
猪苓(チョレイ)、沢瀉(タクシャ)、茯苓(ブクリョウ)、阿膠(アキョウ)、滑石(カッセキ)
出題の手引き(令和4年改訂版)の記載は以下のとおりです。
「体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。」
なお、現代の医療機関のアクセスが良い時代では、膀胱炎のような症状があれば、受診を勧めるのが無難です。
その場合、どのような検査をして、どのような治療(抗生剤処方など)が行われるかも、説明できるようにしておきましょう。
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