平成29年度の過去問解説(東日本~中部、九州地区)です。最新年度の過去問解説はこちら。

平成29年  千葉県(東京都・神奈川・埼玉)2017年9月10日(日)実施

講評・合格率(クリック)
例年通りに東京都と南関東(千葉・神奈川・埼玉)で同一問題・同日実施でした。前年の合格率は30%前半でしたが、今回は易化し合格率は東京都42.7%、千葉県40.5%、神奈川県46.7%、埼玉県38.4%と上昇しました。
 
各章の傾向変化としては、昨年漢方・生薬やマイナー成分が多く登場し非常に難しかった第3章が大きく易化しました。また、4章も昨年と似たような問題が多く点数は取り易かったと思われます。一方、第2,5章はそれ程易しい印象はありませんでした。

全体的な問題レベルを考慮すると、50%程度の合格率でもおかしくない内容ですが、それ程合格率は高くありません。原因としては、引き続き当地区における受験者数が増加(11847名→12597名)しており、業界未経験者の割合が増加している、過去問を活用した効率的な学習方法が浸透していない等が考えられます。
第1章 問1-10 問11-20
第2章 問21-30 問31-40
第3章 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100             
第4章 問41-50 問51-60
第5章 問101-110 問111-120

問題・解答は千葉県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

平成29年  愛知県(東海・北陸共通)2017年9月6日(水)実施

講評・合格率(クリック)
例年通り、愛知、岐阜、静岡、三重、富山、石川(東海・北陸)同日実施でした。

各県の合格率は昨年の大きく変わらず、愛知県(50.3%)、岐阜県(47.7%)、静岡県(56.4%)、三重県(51.4%)、富山県(49.1%)、石川県(44.0%)でした。

第5章がやや難しい印象ですが、第3章は取組みやすく、全体的な合格率は50%程度と全国的に見ても標準的なレベルでした。平成29年度の過去問ローリング学習をする際、初めに取り組むのに適しています。

第1章 問1-10 問11-20
第2章 PM問1-10 PM問11-20
第3章 問21-30 問31-40 問41-50 問51-60            
第4章 PM問21-30 PM問31-40
第5章 PM問41-50   PM問51-60

問題・解答は愛知県ホームページよりダウンロード・印刷できます。

平成29年  福岡県(九州・沖縄共通)2017年12月17日(日)実施

講評・合格率(クリック)
近年は易化傾向が数年続いていましたが、今回は大幅に合格率が低下しています。

昨年度は50%前後の合格率でしたが、平成29年度は、福岡県(33.5%)佐賀県(29.7%)長崎県(33.0%)熊本県(34.0%)大分(34.8%)宮崎県(34.1%)鹿児島県(32.1%)沖縄県(26.7%)と、大きく低下しています。
 決して意地悪な問題は多くありませんが、過去問対策だけでは解きにくい問題が散見され、さらに超サービス問題も少ないことから、このような低い合格率になったかもしれません。
第1章 問1-10 問11-20
第2章 問21-30 問31-40
第3章 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100
第4章 問101-110 問111-120
第5章 問41-50 問51-60
 
問題・解答は、福岡県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

平成29年  新潟県(北関東・甲信越共通)2017年9月7日(水)実施

講評・合格率(クリック)
茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野(北関東・甲信越) 同日実施。

当地区は難化傾向が3年連続で続いています。
合格率は、昨年と同程度もしくは数%低下しており、新潟県(33.3%)、茨城県(33.7%)、栃木県(30.5%)、群馬県(32.4%)、山梨県(32.6%)、長野県(30.1%)でした。

昨年同様に、かなりマイナーな成分や、細かいポイントが問われており、過去問対策だけでは満点レベルを取るのは難しいでしょう。但し、頻出ポイントを押さえておけば十分合格点は可能です。
第1章 問21-30 問31-40
第2章 問41-50 問51-60
第3章 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100
第4章 問1-10 問11-20
第5章 問101-110 問111-120
  
問題・解答は、新潟県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

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