台湾の薬膳料理④ 【南機場夜市にある阿男麻油雞】

今回は、南機場夜市(Nán jīchǎng yèshì)にある台湾の代表的な薬膳スープ「麻油雞湯」のお店、「阿男麻油雞(Ā nán máyóu jī)」を紹介します。

まず、お店がある「南機場夜市」ですが、有名な「士林夜市」や「饒河街観光夜市」に比べると、アクセスの不便さもあり、外国人観光客への知名度は低くローカル色が強い夜市です。規模もそれほど大きくありませんが、それでも評価の高いお店が多いとの評判で、最近は日本のガイドブックにも紹介されつつあります。なお、「南機場」とは、かつてこの辺りの空港があったことから名付けられています。

その南機場夜市の中でも、人気行列店の一つが、今回紹介する「阿男麻油雞」で、ミシュランのビブグルマンも獲得しているお店です。



「麻油雞湯」とは、台湾ではよく知られた薬膳スープで、鶏肉をゴマ油(麻油)、生姜、料理酒で煮込んだ料理です。カラダを温める効果を期待して、台湾では特に冬場に良く食べられ、専門店も良く見かけますし、家庭でつくることもあるそうです。

特に女性にとっては、出産後の体力回復を目的とした薬膳料理とも知られています。なお、現地ガイドさんの話では、一般に生理中は食べるのは控えるとのことでした。

持ち帰りのお客さんが多いですが、店内でも食べることができ、今回注文したのは、雞腿150元(約690円)です。
円安のため、値段的には日本の小奇麗に盛り付けされたラーメンとほぼ同等になりましたが、台湾らしいワイルドな盛り付けになっています。

特にスープがこの料理のウリですが、スープからゴマ風味のいい香りが漂い、味や風味にクセもなく、かなり美味な濃厚スープとなっています。一応、薬膳料理のくくりですが、いわゆる漢方っぽい独特な味や風味がないので、薬膳に興味の無い方や外国人でも抵抗なく食べることができます。

肉はいわゆるブツ切り状態ですが、しっかり煮込まれていて、こちらも柔らかくて食べやすいです。

なお、「麻油雞」は、料理酒の飛び具合はお店によって異なるそうですが、こちらのお店はアルコール感は殆どありませんので、酔うことはありません。

 

他にも、麻油雞湯のお店は台北市内に数多くありますが、ついでに定番以外の夜市も訪れてみたい方という方にはお薦めです。
南機場市場には、他にも「来来水餃子」や「臭老闆現蒸臭豆腐」、「山内鶏肉」など数々の有名店があります。

【 阿男麻油雞 】
営業時間:17:00~23:00 (月曜休) 
最寄り駅:MRT龍山寺駅、MRT中正記念堂駅から徒歩20分程度 他に西門町からバスも出ています。
住所:台北市中正區中華路二段311巷34號
取材日:2023年10月15日(1台湾ドル≒4.6円)

 

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