呉茱萸湯(頭痛薬 鎮痛薬)
頭痛に用いられる漢方。カンゾウを含まない点が出題される。
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)は、頭痛の症状緩和に用いられる漢方薬として知られています。
手引での記述は以下の通り
「体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。」
構成生薬は、呉茱萸(ゴシュユ)、人参( ニンジン)、大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)の4種類です。
漢方薬の7、8割はカンゾウを含んでいると考えて差支えありませんが、この呉茱萸湯にはカンゾウを含んでいません。
その為、試験ではカンゾウ(甘草)を含まない漢方薬として、たびたび登場しています。(他に半夏厚朴湯、茵蔯蒿湯も良く問われる)
なお、主薬の呉茱萸(ゴシュユ)は、辛味・苦味のある生薬で、さらに甘味のあるカンゾウ(甘草)が含まれておらず、(症状に合っていれば気にならないと良く言いますが)それ程飲みやすい味ではないそうです。
その点も合わせて、うまく記憶を定着させてください。
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