高齢者・虚弱者のかぜの初期に
香蘇散は、胃腸が弱く(高齢者などの)体力のない方向けの漢方薬であり、かぜの初期(頭痛・寒気など)の症状緩和に用いられます。
構成生薬は、以下の5種類です
香附子(コウブシ)、蘇葉(ソヨウ)、陳皮(チンピ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンゾウ)
主薬は、その漢方名からわかるように、香附子と蘇葉(シソの葉)で、どちらも独特の香りをもつ生薬で、中医学では理気薬に分類されます。これにより滞った気の巡りを改善して、風邪の初期症状や女性特有の症状を緩和すると考えられています。
また、陳皮、生姜には胃腸の働きを助けるような働きがあります。
問題作成の手引きの記述は以下の通り
「香蘇散は、体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期、血の道症に適すとされる。」
以前は、それ程出題頻度は高くない風邪の漢方薬でしたが、令和以降は正答率を下げるためか、それなりに出題されています。
高齢者の風邪に用いられるイメージから、「体力虚弱」「かぜの初期」「血の道症」のキーワードで覚えておくとよいでしょう。
なお、血の道症については、問題作成の手引きでは「月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモン変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状及び身体症状。」と定義されています。
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