【 青草巷Qīngcǎo xiàng】台湾の薬草店の集まるエリア(路地)
今回は、台北にある薬草ストリート「青草巷 Qīngcǎo xiàng(チンツァオシャン)」を紹介します。
(取材日:2023年10月16日)
台湾最古のお寺で、日本人にも有名な観光スポットである「龍山寺(Lóng shānsì)」のすぐそばにあり、「萬華 Wàn huá (ワンフォア)」と呼ばれ、清の時代から続いた港町・交易拠点として、かつて発展していたエリアにあります。
龍山寺の正門を、さらに右に歩いていくと、青草巷へとつながる狭い道があります。そして、壁にはいつくかの説明板があり、清の時間から続く青草巷の歴史や、代表的な薬草についての説明が掲示されています。うれしいことに、一部は日本語での説明も書かれています。
正直なところ、歴史的な意味合いを知らずに行くと、ただ薬草を売っているだけの大して見所もないエリアと感じてしまう方も多いので、訪れた際は是非確認しておきたいです。
↑ここの小路を入り、右に曲がった狭い通りが青草巷のメイン通りになるようですが、残念ながら取材当日はお休みのお店が多く閑散としていました。(↓動画では逆側から入り撮影しています)
薬草店が立ち並ぶ細い路地を出ると、大通り(西昌街)沿いにも薬草店が複数立ち並んでいます。
せっかく来た際には、薬草ジュースが飲めるスタンドがいくつもあるので、試してみるのも良いでしょう。
台湾ではお馴染みの青草茶の他、アロエ(蘆薈:ロカイ)やタンポポ(
看板に書かれている「古早味(Gǔ zǎo wèi)」とは、伝統的な味、昔ながらの味といった意味になります。飲食店ではよく見かける中国語です。
薬草の他にも、薬草茶を手頃な値段で購入できる他に、漢方薬の販売も行っているようです。(薬局には見えないないので、法的な許可はどうなっているのかは不明ですが)
なお、この青草巷ですが、「地球の歩き方」などの著名ガイドブックにも紹介されている場合もありますが、正直ここだけを目標にして訪れると、かなりガッカリ感がありますので、龍山寺や、清の時代の街並みを残した一画「剥皮寮(ポーピーリャオ)」、華西街観光夜市等の近くの観光スポットと一緒に訪れるのが良いでしょう。(なお剥皮寮の建物内の見物もできますが、取材当日の月曜日はお休みでした)
【 青草巷 Qīngcǎo xiàng(チンツァオシャン) 】
営業時間:日曜日は休み?
最寄り駅:MRT龍山寺駅
取材時(2023.10.16)のレート 1台湾ドル(元)≒4.6円