七物降下湯(高血圧の随伴症状)

七物降下湯(しちもつこうかとう)は、日本で考案された漢方薬で、高血圧に対する随伴症状(のぼせ、肩こり、頭重)などの緩和に働くといわれてます。
令和3年11月現在、医療用だけでなく、一般用医薬品としても販売されています。
但し、市販薬として販売するのは、なかなか難しい分野でしょう。

配合生薬は以下の7種類です。
芍薬、 当帰、 黄耆、 地黄、 川芎(センキュウ)、 釣藤鈎(チョウトウコウ)、 黄柏(オウバク)

抑肝散でも登場した釣藤鈎が含まれるのが特徴的です。

問題作成の手引きの記載内容は以下のとおりで、それなりに出題されています。

「体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。また、小児向けの漢方処方ではなく、15歳未満の小児への使用は避ける必要がある。」

「地黄」が含まれているので、胃腸の弱い方には不向きとされています。


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