R2 関西広域連合 第3章 主な医薬品とその作用 (問51-60)

サービス問題も多く、10問全て正答したいレベル

問51
口内炎及び歯痛・歯槽膿漏に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a 口内炎は、疱疹ウイルスの口腔内感染や医薬品の副作用が原因となって生じる場合がある。

b 漢方処方製剤である茵蔯蒿湯は、口内炎治療に用いられる場合がある。

c 歯槽膿漏は、歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がったものである。

d 歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品であり、齲蝕自体を修復する作用はない。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正


口内炎及び歯痛・歯槽膿漏に関する問題。

a 正しい。
b 正しい。茵蔯蒿湯は蕁麻疹向けのほか、口内炎用薬としても登場する。
c 正しい。
d 正しい。

正答・・・5


問52
a~dは登録販売者と禁煙補助剤(咀嚼剤)の購入者との会話である。購入者からの相談に対する登録販売者の適切な説明の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

購入者 コーヒーを飲んだ後に使用してもよいですか。
登録販売者 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーを飲んだ後しばらくは使用を避けてください。


購入者 菓子のガムと同じように噛んで使用してもよいですか。
登録販売者 唾液が十分に分泌されるように、連続的にしっかり噛んで使用してください。


購入者 うつ病で通院しているのですが、使用してもよいですか。
登録販売者 症状を悪化させることがあるため、使用は避けてください。


購入者 早期に禁煙を達成したいので、1度に2個以上使用してもよいですか。
登録販売者 大量に使用しても禁煙達成が早まるものではありません。かえってニコチン過剰摂取による副作用のおそれがあ
りますので、1度に2個以上の使用は避けてください。

  a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 誤 誤 正
5 正 正 誤 正


禁煙補助剤(ニコチン置換療法)に関する問題。
問われているポイント自体はいつも通りです。

a 正しい。酸性でOK。アルカリ性でひっかけの場合があるので注意。
b 誤り。咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまい、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、吐きけや腹痛等の副作用が現れやすくなるため、ゆっくりと断続的に噛むこととされている。
c 正しい。「うつ病」での使用回避は、良く出題されている内容。
d 正しい。
↓アマゾンサイト


正答・・・1


問53
滋養強壮保健薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a 滋養強壮保健薬は、体調の不調を生じやすい状態や体質の改善、特定の栄養素の不足による症状の改善などを目的として用いられる。

b 筋肉痛や関節痛の改善を促す作用を期待し、コンドロイチン硫酸ナトリウムとビタミンB1が配合されている保健薬が販売されている。

c ロクジョウが配合された滋養強壮保健薬は、ロクジョウの含有量により医薬部外品である場合もある。

d 脂溶性ビタミンが配合された滋養強壮保健薬を摂取する場合は、過剰摂取とならないように注意する。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正


滋養強壮保健薬に関する問題。cは迷うが、他がわかれば正答できる

a 正しい。
b 正しい。例えばアクテージAN錠には、コンドロイチン硫酸ナトリウムやビタミンB1などが配合されている。
  
c 誤り。手引きの記載によると、カシュウ(何首烏)ゴオウ(牛黄)、ゴミシ(五味子)、ジオウ(地黄)、ロクジョウ(鹿茸)等の生薬成分については、医薬品においてのみ認められている。
d 正しい。特に脂溶性ビタミンではビタミンAビタミンDの過剰摂取が出題されている。

正答・・・2


問54
ビタミンB2に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。

( a )に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンB2主薬製剤は、( b )などが主薬として配合された製剤で、口角炎や口内炎の症状の緩和に有効である。ビタミンB2の摂取により、尿が( c )色になることがある。

  a b c
1 脂質の代謝  リボフラビン酪酸エステル  黄
2 ヘモグロビンの合成  アスコルビン酸  赤
3 脂質の代謝  アスコルビン酸  赤
4 脂質の代謝  アスコルビン酸  黄
5 ヘモグロビンの合成  リボフラビン酪酸エステル  赤


ビタミンB2に関する問題。b,cで判断できるのでサービス問題でしょう。

a 脂質の代謝
b リボフラビン酪酸エステル
c 黄


正答・・・1


問55
漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a すべての漢方処方製剤は、作用が穏やかで、長期間(1ヶ月位)継続して服用しないと効果が得られない。

b 漢方処方製剤を利用する場合、「証」の概念を良く理解し、漢方処方製剤が使用される人の体質と症状を十分に踏まえ、処方が選択されることが重要となる。

c すべての漢方処方製剤は、処方に基づく生薬混合物の浸出液を濃縮して調製された乾燥エキス製剤を散剤等に加工して市販されている。

d 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤と同じものである。

  a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 正 正


漢方処方製剤に関する問題。

a 誤り。感冒向けの漢方薬や、即効性の期待できる芍薬甘草湯等の知識があれば容易に誤りと判断できるでしょう。
b 正しい。
c 誤り。軟エキス剤、伝統的な煎剤用の刻み生薬の混合物、処方に基づいて調製された丸剤等も存在する。
↓丸剤

d 誤り。現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤は、漢方薬ではなく、中薬と呼ばれ、漢方薬とは明らかに別物である。

正答・・・3


問56
生薬及び漢方処方製剤の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a 加味逍遥散又は黄連解毒湯の長期服用で、まれに副作用として腸間膜静脈硬化症が起こることが知られている。

b かぜ薬の葛根湯、麻黄湯、小青竜湯には、構成生薬としてマオウが含まれており、その副作用によって心臓病、高血圧や甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。

c カンゾウは多くの漢方処方製剤に配合されており、また甘味料として一般食品等にも広く用いられるため、摂取されるグリチルリチン酸の総量が継続して多くならないよう注意が必要である。

d 小柴胡湯は、インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要がある。

  a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 正 正 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正


生薬及び漢方処方製剤の副作用に関する問題。
「腸間膜静脈硬化症」はこれまで殆ど出題されていない内容だが、b,c,dがわければ正答でき、それほど難しくはない。

a 正しい。
b 正しい。かぜ向けの漢方薬はカンゾウマオウを含んでいるものが多い。
c 正しい。偽アルドステロン症に関する内容である。
d 正しい。小柴胡湯緊急安全性情報に関する内容。

正答・・・3


問57
次の記述に該当する殺菌消毒成分の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられず、器具や設備等の殺菌・消毒に用いられる成分で、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。金属腐食性がある。酸性の洗剤と反応して有毒な塩素ガスを発生する。

a サラシ粉
b クレゾール石鹸液
c 次亜塩素酸ナトリウム
d クロルヘキシジングルコン酸塩

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 正 正


殺菌消毒成分に関する問題。
「ウイルス」に対しても殺菌消毒作用をもつことが重要なヒント。
塩素系殺菌消毒成分の次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉は、ウイルスに対しても殺菌消毒作用がある。(他の消毒薬はウイルスに効果がないものが多い)

a 正しい。
b 誤り。
c 正しい。
d 誤り。

正答・・・3


問58
殺虫剤及び忌避剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a 殺虫剤・忌避剤は衛生害虫の防除を目的とするもので、人体に対する作用が緩和な製品については医薬部外品として製造販売されている。

b ハエの幼虫(ウジ)の防除の目的に、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤の使用は有効である。

c アタマジラミの防除にはメトキサジアゾンが配合されたシャンプーやてんか粉が用いられる。

d 有機塩素系殺虫成分(DDT等)は、かつて広く使用されたが、残留性や体内蓄積性の問題から、現在ではオルトジクロロベンゼンが使用されているのみである。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正


殺虫成分に関する問題。殺虫成分の出題ポイントも確認を。

a 正しい。第4章の「防除用医薬部外品」の知識があれば容易に判断できたでしょう。

b 正しい。
c 誤り。アタマジラミの防除→シラミとくればピレスロイド系のフェノトリン(シラミ駆除用シャンプー)。メトキサジアゾンはオキサジアゾール系でバルサン(ゴキブリ駆除)に使用されている成分。
d 正しい。 有機塩素系殺虫成分のオルトジクロロベンゼン(ウジ・ボウフラ防除)に関する内容。

正答・・・2


問59
一般用検査薬に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。

1 検査に用いる検体は、採取に際して侵襲のないことが原則であるが、自己血糖測定においては、必要量が微量であるため、穿刺血が検体として認められている。

2 悪性腫瘍に関わる検査項目については、現在一般用検査薬の対象とされていない。

3 販売時には薬剤師や登録販売者により検査薬の使い方や保管上の注意についてわかり易く説明することが求められる。

4 検体中の対象物質の濃度が低い場合には検出反応が起こらずに陰性の結果が出ることがある。


一般用検査薬に関する問題。ほぼサービス問題。
尿糖・尿タンパク検査薬や次問の妊娠検査薬などをイメージすればよい。

1 誤り。
2 正しい。
3 正しい。
4 正しい。

正答・・・1


問60
妊娠検査薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。

a 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎて概ね4週目以降に検査することが推奨されている。

b 経口避妊薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても検査結果が陽性となることがある。

c 検体としては、尿中hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)が検出されやすい起床直後の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。

d 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、検査薬は使用直前まで冷蔵庫内に保管するように説明して販売する。

  a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤


妊娠検査薬に関する問題。

a 誤り。月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
b 正しい。
c 正しい。
d 誤り。妊娠検査薬は高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。

正答・・・3

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