平成28年度の過去問解説(東日本~中部、九州地区)です。最新年度の過去問解説はこちら。

平成28年 千葉県(東京都・神奈川・埼玉)2016年9月11日(日)実施

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前年同様に、東京都と南関東(千葉・神奈川・埼玉)で同一問題・同日実施で行われました。前年は地域全体で40%前半の合格率でしたが、今回は東京都32.4%、千葉県32.8%、神奈川県37.3%、埼玉県31.5%と大きく低下しました。

合格率の低下の原因として、特に第3章難化の影響が考えられます。
昨年同様、漢方薬・生薬に関する問題が多く、漢方薬は26種類、生薬は18種類以上登場し、特に生薬に関しては、かなりマイナーな成分も登場し受験生を苦しめました。
正誤問題も選択肢が厳しめで、消去法がなかなか使えず、幅広い知識がないと正答できないケースが例年より多かった印象です。

また、第5章も近年新しい知識が問われる傾向がありますが、第1,2,4章に関しては例年と大きく傾向は変わらず、過去問対策をしっかり行っていれば合格点を確保できたでしょう。
第1章 問1-10 問11-20
第2章 問21-30 問31-40
第3章 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100
第4章 問41-50 問51-60
第5章 問101-110 問111-120

問題・解答は千葉県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

平成28年 愛知県(東海・北陸)2016年9月7日(水)実施

講評・合格率(クリック)
愛知、岐阜、静岡、三重、富山、石川(東海・北陸)同日実施。

第5章がやや難しいですが、全体的な難易度は昨年と大きく変わらなかった印象です。
合格率も各県とも昨年とほぼ同様な傾向で、愛知県(55.2%)、岐阜県(51.3%)、静岡県(55.7%)、三重県(53.2%)、富山県(49.3%)、石川県(44.1%)でした。

他地域に比べ易しめの問題なので、平成28年度過去問ローリング学習をするには、九州地区の問題の次に行うと良いでしょう。
第1章 問1-10 問11-20
第2章 PM問1-10 PM問11-20
第3章 問21-30 問31-40 問41-50 問51-60
第4章 PM問21-30 PM問31-40
第5章 PM問41-50 PM問51-60

問題・解答は愛知県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

平成28年 山形県(北海道・東北共通)2016年8月31日(水)実施

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ここ数年易しい問題が続き、時に60%を超えるような高い合格率も出ていたエリアですが、没問が複数あったにもかかわらず、合格率は山形県(49.5%)、北海道(54.2%)、青森県(46.8%)、岩手県(50.9%)、秋田県(49.2%)、宮城県(52.4%)、福島県(49.3%)と、前年より大幅に低下しました。

主な原因は第4章、第5章の難化でしょう。新傾向の問題や別表の内容が出題されるなど、過去問対策だけでは、かなり戸惑う内容が多くありました。一方で、第3章はかなり易しい内容でした。漢方薬や生薬に関する問題も多くありません。
第1章 問1-10 問11-20
第2章 PM問1-10 PM問11-20
第3章 問21-30 問31-40 問41-50 問51-60
第4章 PM問21-30 PM問31-40
第5章 PM問41-50 PM問51-60

問題・解答は山形県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

平成28年 福岡県(九州・沖縄共通)2016年12月18日(日)実施

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かつては合格率20%前後の時期もあり、難易度が高めの地域として知られていましたが、近年は合格率が上昇しています。平成28年度の合格率は、福岡県(54.4%)佐賀県(51.6%)長崎県(49.8%)熊本県(50.5%)大分(47.2%)宮崎県(48.5%)鹿児島県(42.5%)沖縄県(43.2%)と、前年に比べ更に上昇しました。

第1章以外は、各章とも平成27年に比べて易しくなった印象です。
正誤組み合わせ問題が少なく、容易に判断できる問題が多くありました。第3章も、一般的知識を問う問題が多く、それ程成分名は登場しませんでした。2,4,5章もオーソドックスな問題ばかりでした。

他地域に比べても易しめなので、平成28年度過去問ローリング学習をするには、一番最初に行うと良いでしょう。
第1章 問1-10 問11-20
第2章 問21-30 問31-40
第3章 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100
第4章 問101-110 問111-120
第5章 問41-50 問51-60

問題・解答は、福岡県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

平成28年 新潟県(北関東・甲信越共通)2016年9月14日(水)実施

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茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野(北関東・甲信越) 同日実施。
当地区も難化傾向が2年続いています。
合格率は、昨年より5%程度低下し、新潟県(32.5%)、茨城県(37.3%)、栃木県(36.0%)、群馬県(40.4%)、山梨県(36.1%)、長野県(30.5%)でした。

特に、第2章、3章、5章が難しくなった印象です。かなりマイナーな成分や、細かいポイントが出題されており、過去問対策だけでは対応できない問題がいくつもありました。
第1章 問21-30 問31-40
第2章 問41-50 問51-60
第3章 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100
第4章 問1-10 問11-20
第5章 問101-110 問111-120

問題・解答は、新潟県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

 
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