令和3年度の過去問解説(南関東、東海北陸、関西)です。最新年度の過去問解説はこちら。

令和3年 千葉県(東京都・神奈川・埼玉)2021年9月23日(木・)実施

講評・合格率(クリック)
例年通りに東京都と南関東(千葉・神奈川・埼玉)で同一問題・同日実施でした。
合格率は東京都43.2%、千葉県41.4%、神奈川県48.8%、埼玉県40.8%と、前年より約10ポイント上昇しています。

ここ数年最も合格率が低い同地域ですが、今回は顕著な易化の傾向がみられました。
特に鬼門の第3章については、近年新たなマイナーな成分が多く出題され、過去問学習だけでは7割正答も厳しい状況でしたが、今回は過去問をベースにした出題が多く取組やすかったでしょう。
また、第1章、2章についても、標準的な内容ばかりで、十分満点も可能なレベルでした。

第5章については、近年出題傾向が変化しており、これまで出題が多かった副作用救済制度や副作用情報の報告に関する問題は減少し、代わりに、成分知識が多く問われる、添付文書の使用上の注意に関する問題が増加傾向です。
また、第4章については唯一難易度が大きく上がり、これまで過去問で問われたことがない細かい知識が問われています。

但し、全般的にみると、例年に比べれば過去問学習により取り組みやすい問題が増え、全体として易化していると言ってよいでしょう。

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問1-10 問11-20
第2章 人体の働きと医薬品 問21-30 問31-40
第3章 主な医薬品とその作用 問61-70 問71-80 問81-90 問91-100             
第4章 薬事関係法規・制度 問41-50 問51-60
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 問101-110 問111-120

問題・解答は千葉県ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

令和3年 関西広域連合  2021年8月29日(日)実施

講評・合格率(クリック)
昨年同様、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県・徳島県での合同実施(関西広域連合)となりました。
合格率は前年より大きく上昇し56.3%(前年39.7%)でした。令和元年レベルの合格率となっています。

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問1-10 問11-20
第2章 人体の働きと医薬品 問61-70 問71-80
第3章 主な医薬品とその作用 問21-30 問31-40 問41-50 問51-60
第4章 薬事関係法規・制度 問81-90 問91-100
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 問101-110 問111-120

問題・解答は関西広域連合ホームページからPDFをダウンロード・印刷できます。

令和3年  愛知県(東海・北陸共通)2021年9月1日(水)実施

講評・合格率(クリック)
例年通り、愛知、岐阜、静岡、三重、富山、石川(東海・北陸)同日実施。
合格率は、三重県以外は各県とも昨年より5%~10%程度上昇し、愛知県59.1%、岐阜県53.0%、静岡県57.0%、三重県52.2%、富山県53.3%、石川県51.9%でした。
(追記:三重県は試験が延期となり、別問題・別日程の試験でした)

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問1-10 問11-20
第2章 人体の働きと医薬品 PM問1-10 PM問11-20
第3章 主な医薬品とその作用 問21-30 問31-40 問41-50 問51-60            
第4章 薬事関係法規・制度 PM問21-30 PM問31-40
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 PM問41-50   PM問51-60

問題・解答は愛知県ホームページよりダウンロード・印刷できます。

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