フェノールは殺菌消毒成分であり、歯科用薬、消毒薬の分野で出題されます。
(高校理科で登場した、ベンゼンに水酸基(-OH)が付いた化合物。何となく憶えている人もいる筈)

歯科用薬においては、齲蝕(むし歯)を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的に用いられます。

消毒薬としては、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐことを目的として用いられます。

また、歯科用フェノール・カンフルも、古くから歯科領域での殺菌消毒・鎮痛薬として知られ、歯科用薬の分野で出題されます。
フェノールとカンフルの局所刺激作用による知覚鈍麻痺の相乗効果を期待するとともに、カンフルはフェノールの局所毒性を減少させると考えられています。

なお、医療用では、歯科用フェノール・カンフルの消毒液が現在も流通していますが、一般用医薬品としては、現在医薬品成分としてフェノール、歯科用フェノール・カンフルを配合した製品の存在は不明でした。

試験でも、あまり出題されていません。

(参考資料)
フェノール・カンフル歯科用消毒液「昭和」 インタビューフォーム(2011.5 昭和薬品化工株式会社)