再発膣カンジダにもOTC化

ミコナゾール硝酸塩は、いわゆる「水虫・たむし」の治療に用いられるイミダゾール系抗真菌薬です。

医療用医薬品では「フロリード」として知られ、本邦では1981年から販売されており、カンジダ菌にも有効であることから、膣錠や口腔内用ゼリータイプも販売されています。

一般用医薬品では、あまり使用された製品は多くありません。それでも「ダマリンL」「ダマリンS」などのダマリンブランド(大正製薬)等で使用されています。なお、ダマリンブランドも、現在はテルビナフィン塩酸塩が使用された「ダマリングランデ」が主流です。


また、2009年には「膣カンジダの再発向け」にもスイッチOTCされ、「メディトリート膣坐剤」「メディトリートクリーム」(大正製薬)が発売されました。(H28.4現在、第一類医薬品)

正直なところ、いわゆる「水虫・たむし」向けの市販薬の中では、ミコナゾール硝酸塩は目立たない存在です。
しかし、フケ・かゆみの原因となる真菌(カビ)を抑える薬用シャンプーの有効成分として使用されていることは、非常に重要な知識です。


「コラージュフルフル」(持田製薬)というブランド名で知られており、シャンプー・リンスの他に、液体石鹸も登場しています。一度機会があればパッケージに記載されている有効成分を確認してみましょう。(医薬部外品扱い)




登録販売者試験では、それ程出題されていません。

「オキシコナゾール硝酸塩、ネチコナゾール塩酸塩、ビホナゾール、スルコナゾール硝酸塩、エコナゾール硝酸塩、クロトリマゾールミコナゾール硝酸塩、チオコナゾール等は、イミダゾール系の抗真菌薬と呼ばれ、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。」

⇒イミダゾール系の抗真菌薬は沢山の成分名が登場し憶えるのが嫌になりますが、クロトリマゾールとミコナゾール塩酸塩は最低限押さえておきたいところです。