平成27年度から、漢方薬に関する出題が増えた傾向がありますが、基本的な出題形式は、登場する「漢方薬」と、その説明内容(出題の手引きに書かれている内容)が合致しているかどうかを問うパターンです。

今回は、試験直前期も意識して、効率的な学習を進める上で役立つ解法テクニックに触れたいと思います。

まず第一に、このタイプの問題を解く上で重要なのは、個々の漢方薬の特徴的なキーワードをしっかり押さえておくことです。

例えば、鎮咳去痰薬の分野で、半夏厚朴湯の出題の手引きの説明内容は以下のとおりです。

「体力中等度をめやすとして、幅広く応用できる。気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。」

ここでは、特徴的な表現である「咽喉・食道部に異物感」「のどのつかえ感」が重要なキーワードになります。
誤解を恐れず言うと、「咳」「動悸」「めまい」等は憶えていても、まず点数に結びつきません。
間違っても、すべての説明内容を憶えるようなことはしないで下さい!

他にも効率的な学習をする上で、以下の2点は押さえておくとよいでしょう。

①問題文中の「説明内容」部分は、原則「出題の手引き」からのコピペ。一部だけ他の漢方薬の説明内容に置き換わっているような意地悪なケースは(まず)ない。

②「説明内容」について、出題されている漢方薬同志で、お互い入れ替わっているケースが多い。(その場合は当然どちらも誤り)

例として、平成27年度・千葉県(東京・南関東共通)問70を取り上げます。

平成27年千葉県 問70

この場合、麦門冬湯五虎湯の説明内容が逆になっています。なお、色字部分は特徴的なキーワードです。
これより正誤誤で、正答は「1」になります。


もちろん、今後出題傾向が変わってしまえば、このテクニックが通用する保障はありませんが、とにかく時間がない方、十分に準備できない方は、まだまだ利用価値のあるテクニックです。