一般用医薬品にも、プライベートブランド(PB)とナショナルブランド(NB)が存在します。

プライベートブランドという用語は、2000年代に「デフレ」という言葉を良く耳にする頃から、浸透してきた印象がありますが、現在普通に買い物をしている人であれば、「プライベート商品」という言葉を知らない人は殆どいないでしょう。

その定義は、以下のように言われています。

プライベートブランド(PB):小売業・卸売業が企画し、独自のブランドとして販売する商品

ナショナルブランド(NB) :メーカー主導で所有するブランド
PBは、より精度の高い需要予測が可能な小売業者が手掛けることで、無駄のない商品発注ができ、(NBに比して)広告宣伝費も抑えられ、低価格化を実現できます。

また、委託を受ける製造業者も、安定的な発注量の確保ができ、返品リスクも小さいことから、一般に製造原価を抑えることができると言われています。(但し、PBブランド依存度が高まると、委託メーカー側の企業力は低下する。)

一般商品の具体例では、何と言っても小売流通業者が手掛ける、イオン系「トップバリュ」や、セブンイレブン「セブンプレミアム」等が、知られています。

DSC_0013一般用医薬品のPBとしては、イオン系の「ハピコム」や、マツモトキヨシ系の「MK CUSTOMER」等が知られています。

画像は、PB商品と言われる目薬ですが、製造販売元は自社ブランド商品も持つ医薬品メーカーになっています。(食品、日用品等のPB商品では、製造元が分かりませんが、医薬品の場合は製造メーカーが記載されます。)

そして、NBについては大正製薬や武田薬品等が思いつくかと思います。ただし、会社の規模とは無関係ですので、一般の方が馴染みのないメーカーでも、自社ブランドであればNBです。

(なお、医療用のジェネリック医薬品では、調剤薬局チェーンが主要株主である医薬品メーカーの存在や、卸売販売業名で販売される製品の存在もあり、PB商品と流通経路が類似する例も一部ありますが、一般にプライベートブランドの呼称は使いません。)

ある程度、知識のある方、自己判断できる方は、価格面のメリットが大きいプライベートブランドを好むケースが増えていますが、医薬品という性質上、知名度・安心感の高いナショナルブランド品を好む方もいます。

販売者としては、様々な購入者心理も考慮の上、ニーズに合わせた商品の提案が求められます。